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【海外原油市況】11日のWTI原油は、イラン情勢の悪化による中東産原油の供給不安を背景に、88.99ドルまで上昇

2026.03.12

(WTI原油)
11日のWTI原油は、反発。WTI原油の期近4月限は前日比3.80ドル高の1バレル=87.25ドルとなった。北海ブレント原油の期近5月限は同4.18ドル高の91.98ドルだった。RBOBガソリンの期近4月限は同14.80セント高の278.83セント、NYヒーティングオイルの期近4月限は同33.22セント安の367.88セントで引けた。

前日のWTI原油先物は、中東産原油の供給不安を背景に88.99ドルまで上昇した。

WTI原油4月限は、イラン情勢の悪化による供給不安が買い材料となり、欧州取引時間帯に一時88.99ドルまで上昇した。ホルムズ海峡ではイランと米国の石油輸送を巡る緊張が高まっており、イランが機雷敷設を開始したとされる中、米国は機雷敷設艦16隻を撃破したとも伝えられている。

その後、国際エネルギー機関(IEA)加盟国が石油備蓄の協調放出を決定したことを受け、WTIは一時81.79ドルまで下落。IEA加盟32カ国は、供給不安による原油価格の急騰を抑制するため、備蓄を協調放出する措置を全会一致で決めた。放出規模は過去最大の計4億バレルで、2022年のウクライナ危機時の2倍超に相当する。

ただ、下落は一時的にとどまり、供給不安が再び意識されると買い戻しが優勢となり、引けにかけては88.60ドル台まで持ち直した。ロイター通信によると、今回の備蓄放出は世界の原油生産量の約4日分、ホルムズ海峡を通過する原油量の約16日分にとどまるという。

また、ホルムズ海峡周辺では貨物船など3隻が新たに攻撃を受け、戦闘開始以降、少なくとも14隻が被害を受けたとされる。イラン情勢の長期化への警戒感が強く、中東産原油の供給不安は完全には払拭されず、相場の下値を支える要因となった。

本日10時15分現在のWTI原油4月限は、前日比5.97ドル高の93.22ドル、北海ブレント5月限は同6.73ドル高の98.71ドルで推移している。

WTI原油期近4月日足チャート

北海ブレント原油期近5月日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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