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【海外原油市況】3日のWTI原油は、米国・イスラエルとイランの軍事衝突激化を背景に急騰し、一時1バレル=77.98ドルまで上昇

2026.03.04

(WTI原油)
3日のWTI原油は、3営業日連続の上昇。WTI原油の期近4月限は前日比3.33ドル高の1バレル=74.56ドルで取引を終えた。北海ブレント原油の期近5月限は3.66ドル高の81.40ドルだった。RBOBガソリンの期近4月限は8.68セント高の245.74セント、NYヒーティングオイルの期近4月限は28.65セント高の318.69セントで引けた。

前日のWTI原油先物は、米国・イスラエルとイランの軍事衝突激化を背景に急騰し、一時1バレル=77.98ドルまで上昇した。

WTI原油4月限は、中東情勢の一段の悪化による供給不安から序盤から買いが先行。米国取引時間帯に入ると上げ幅を拡大し、77.98ドルまで値を伸ばした。イランのメディアによると、同国の精鋭軍事組織「革命防衛隊」が2日、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡を封鎖したと主張。さらに、軍事衝突の影響や予防的措置として、中東の複数国がエネルギー生産施設の操業を停止した。サウジアラビアは国内最大の精製・生産施設を閉鎖し、イスラエルも一部ガス田の操業を停止。カタールでは液化天然ガス(LNG)の生産が止まった。こうした一連の動きが中東産エネルギーの供給不安を強め、相場を一段と押し上げた。

しかし、77.98ドルまで上昇した後は、供給不安がやや和らぎ、利益確定の売りが優勢に。相場は一時71.60ドル台まで反落した。米政治専門紙ポリティコが、トランプ政権がホルムズ海峡を航行するタンカーの運航支援について米軍による保護を検討していると報じた。また、トランプ大統領が自身のSNSで「米国際開発金融公社(DFC)に対し、海上貿易の政治的リスク、特に(ペルシャ)湾岸を通過するエネルギー輸送に対して保険や保証を提供するよう命じた」と投稿。これらを受けて供給不安が幾分後退し、上値を抑える要因となった。

WTI原油期近4月限日足

北海ブレント原油期近5月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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