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金・プラチナのタイムサイクル分析:ボトム接近も不安定な地合い

2026.02.03

― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―

NY金

明けのニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、マージン(証拠金)引き上げの発表や、対ユーロでドルが堅調に推移したことを背景とした売りが重しとなり、続落しました。

NY金の中心限月である4月物の清算値(終値に相当)は、前週末比92.50ドル(1.95%)安の1オンス=4652.60ドルとなりました。

CMEグループは30日、貴金属相場の変動拡大を受け、マージン要件を2日取引終了後に引き上げると発表しました。金のマージン引き上げは2025年12月31日以来となり、これが相場の重しとなりました。
また、トランプ米大統領は30日、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長にウォーシュ元理事を指名しました。市場では、ウォーシュ氏が利下げに前向きである一方、バランスシートの引き締めを進めるとの見方が広がっています。このため、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行し、ドル建てで取引される商品の割高感が意識されました。加えて、米長期金利の指標である10年債利回りの上昇も、利息を生まない資産である金に対する売り圧力となりました。

<ドル建てゴールド:タイムサイクル分析>
ドル建てゴールドのタイムサイクルでは、1月29日にトップサイクル(25本)を形成した後、大幅に下落しました。2日の相場では、長い下ヒゲの陰線を形成しています。ボトムサイクルは2日で24本目を形成しており、直近のトップサイクルを踏まえると、ボトムを形成する時間帯に差し掛かっています。
実線の75日EMA(4404.25ドル付近)がサポートとして機能していることから、ボトム完成後に上昇波へ転じるかが注目されます。ただし、急激に下落したものの、証拠金の引き上げや売り材料が残っていることを考慮すると、V字反騰の可能性は低いと見ています。

NYプラチナ

2日のNYプラチナ4月限は、前日比5.6ドル安の2116.0ドルで取引を終えました。
時間外取引では、金の急落につれて下落しました。欧州時間に入ると、安値を拾う買いが入りましたが、日中取引ではドル高の影響で上値を抑えられました。

<ドル建てプラチナ:タイムサイクル分析>
ドル建てプラチナのタイムサイクルは、1月26日にトップ(22本)を形成し、2日の相場で1890.00ドルまで下落しました。その後、長い下ヒゲの陰線を形成し、75日EMA(2031.69ドル付近)を回復しています。直近のトップサイクル(22本)を踏まえると、昨日で24本目を形成したボトムサイクルは、ボトムを形成する可能性が高まっていると考えられます。
目先は、75日EMAをサポートに上昇波へ転じるかが注目されます。

▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金XAUUSD)、ドル建てプラチナXPTUSD)を使用しています。



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