― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―
NY金
15日のNY金先物相場は、対ユーロでのドル堅調や、イラン情勢を巡る地政学的リスクへの警戒感が一部後退したことを背景に反落しました。中心限月2月物の清算値は、前日比12.00ドル(0.26%)安の1オンス=4,623.70ドルとなりました。
米労働省が朝方に発表した週間新規失業保険申請件数は、10日までの1週間で前週比9,000件減の19万8,000件となり、2週間ぶりに改善しました。労働市場の底堅さが意識されたことで、外国為替市場ではドルが対ユーロで堅調に推移しました。このため、ドル建てで取引される金には割高感が生じ、売りが先行しました。
また、前日に中心限月の清算値ベースで最高値を更新していたことから、利益確定売りも重なり、相場は一時4,580ドル近辺まで下落しました。
トランプ米大統領は14日、ホワイトハウスで記者団に対し、反体制デモが続くイランにおいて、治安当局による参加者の殺害が停止されたとの認識を示したほか、拘束された一部参加者の処刑についても停止された可能性があると述べました。これを受け、同氏が示唆していた対イラン強硬姿勢がやや軟化したと受け止められ、安全資産としての金需要は後退しました。
<ドル建てゴールド:タイムサイクル分析>
ドル建てゴールドのタイムサイクルでは、本日で35本目を形成しています。平均トップサイクルは30本、前回は31本、直近のボトムサイクルは31本であることを踏まえると、トップを形成する時間帯に差し掛かっていると考えられます。現状、目立った反転サインは点灯していませんが、各オシレーター系指標では上昇過熱感が出やすい状態にあります。加えて、週末要因により、利益確定売りなどに伴う下落には注意が必要です。
NYプラチナ
15日のNYプラチナ4月限は、前日比19.3ドル高の2,405.10ドルで引けました。
時間外取引では、金相場の軟調推移を受けて下落しましたが、欧州時間に入ると、金の下げ一服を背景に押し目買いが入りました。日中取引では、米新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことが一時的な圧迫要因となりましたが、下値では買いが入り、相場を支えました。
<ドル建てプラチナ:タイムサイクル分析>
ドル建てプラチナのタイムサイクルは、本日で35本目を形成しています。平均トップサイクルは32本、前回は33本、直近のボトムサイクルは29本であることを考慮すると、こちらもトップ形成に絡む時間帯に位置しています。ただし、1月7日の高値がすでにトップとなっている可能性もあり、実線が10日EMA(2,330.08ドル付近)を確定足で下抜けた場合には、下降波動へ転じる可能性が高まります。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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※投資にはリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
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