― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―
NY金
5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、地政学的リスクの高まりを背景とした安全資産需要に支えられ、3営業日ぶりに反発しました。
NY金の中心限月2月物の清算値(終値に相当)は、前週末比121.90ドル(2.82%)高の1オンス=4451.50ドルとなりました。
トランプ米政権は3日、南米ベネズエラに対して軍事行動を実施し、マドゥロ大統領を拘束した上で米国・ニューヨークに収監しました。これを受け、トランプ米大統領は4日、暫定大統領として職務を遂行するロドリゲス副大統領が米国の意向に従わない場合、「再び攻撃する」と警告しました。これに対し、ロドリゲス氏は同日、SNS上で米国と協力する姿勢を示しました。
さらにトランプ氏は、コロンビアやメキシコが米国への違法薬物流入を抑制しない場合、軍事行動の対象となる可能性があることを示唆しました。こうした一連の動きを受け、市場では地政学的リスクの一段の悪化が警戒され、安全資産としての金への買いが活発化しました。
また、米サプライ管理協会(ISM)が同日午前に発表した2025年12月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)は47.9と、前月から0.3ポイント低下しました。市場予想(ロイター調べ)の48.4も下回り、景気減速への警戒感が強まりました。これを受けて、米長期金利の指標である10年国債利回りは午後にかけて一段と低下し、利息を生まない資産である金相場を下支えしました。
市場では、米労働省が今週末9日に発表する12月の雇用統計に注目が集まっています。年内2回程度の利下げを想定する向きが多い中、足元の雇用情勢を通じて、米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の金融政策の方向性を見極めたいとの思惑が広がっています。
<ドル建てゴールド:タイムサイクル分析>
ドル建てゴールドのタイムサイクル分析では、トップサイクルが本日で26本目を形成しています。価格は25日EMA(4,324ドル付近)をサポートに、10日EMA(4,376ドル付近)を回復しており、上昇基調を再開しています。平均トップサイクル(30本)を踏まえると、あと4日程度の上昇波を形成する可能性があり、目先は12月26日の高値(4,549.17ドル)を上抜けることができるかが注目されます。
NYプラチナ
5日のNY白金4月限は、前日比144.9ドル高の2,281.90ドルで取引を終えました。
時間外取引では、地政学的リスクの高まりや金相場の堅調推移を背景に買いが先行しましたが、買い一巡後は上げ一服となりました。その後、欧州時間に入ると押し目買いが入り、日中取引では時間外取引の高値を上抜け、一段高となりました。
<ドル建てプラチナ:タイムサイクル分析>ドル建てプラチナのタイムサイクル分析では、12月31日の安値をボトムとして、現在はトップ形成の時間帯に入っています。トップサイクルは本日で26本目を形成しており、平均トップサイクル(32本)を踏まえると、あと6日程度の上昇波を形成する可能性があります。そのため、目先は12月29日の高値(2,475ドル)を試す展開が想定されます。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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