― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―
(NY金)
23日のNY金2月限は、前営業日比36.3ドル高の1トロイオンス=4,505.7ドルで取引を終えました。7-9月期の米GDP速報値が市場予想に反して4-6月期から伸びが加速したことを受け、米国の早期利下げ観測がやや後退しました。このため、米長期金利の上昇に伴い、金利を生まない金が一時的に売りに押される場面も見られました。しかしながら、金の先高観は根強く、押し目局面では買いが活発となり、結果的に連日で最高値を更新する展開となりました。
時間外取引では、米国とベネズエラの緊張の高まりを背景に、一代高値を更新しました。欧州時間に入ると、材料出尽くし感からもみ合いとなりました。日中取引では、第3四半期の米国内総生産(GDP)の伸び加速を受けて利食い売りが出たものの、予想を下回る米消費者信頼感指数の発表を受け、再び押し目を買われる展開となりました。
<ドル建てゴールド:タイムサイクル分析>
ドル建てゴールドのタイムサイクル分析では、トップサイクルが本日で17本目を形成しています。平均サイクルが31本、前回も31本であったことを踏まえると、理論上はあと14本程度の上昇波を形成する余地があると考えられます。
また、各オシレーター系指標は引き続き上値を試す展開を示唆しており、現時点で目立った反転シグナルは点灯していません。そのため、目先は5日EMAを明確に下抜けるなどの反転シグナルが確認されない限り、上値を試す流れが優勢と見込まれます。
(NYプラチナ)
23日のNYプラチナ4月限は、前日比194.4ドル高の2,317.80ドルで取引を終えました。時間外取引では、米国とベネズエラの緊張の高まりに加え、金相場の堅調推移を受けて買いが先行しました。欧州時間に入ると、もみ合い基調となりましたが、日中取引ではドル安進行や踏み上げの動きを背景に、一代高値を更新しました。
<ドル建てプラチナ:タイムサイクル分析>
ドル建てプラチナのタイムサイクル分析では、トップサイクルが本日で18本目を形成しています。平均サイクルが32本、前回が33本であったことを踏まえると、あと14日程度の上昇波を形成する可能性があります。一方、ボトムサイクルは11月21日の安値を起点として本日で24本目となっています。平均サイクルが37本、前回が48本であることを考慮すると、あと13日程度の下降波を形成する可能性も示唆されます。これは、大勢の上昇トレンドが継続する場合でも、押し目形成の時間帯が比較的近づいている可能性を示すものと考えられます。
現状、各オシレーター系指標に目立った反転シグナルは点灯しておらず、引き続き上値を試す展開が示唆されています。ただし、昨日までに9営業日連続で陽線を形成し、約645ドルの上昇を演じている点には注意が必要です。そのため、利益確定売りが出る局面では、ボラティリティを伴った短期的な下落が生じる可能性も想定しておく必要がありそうです。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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※投資にはリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
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