― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―
(NY金)
3日のNY金先物(2月限)は、前営業日比11.7ドル高の1トロイオンス=4,232.5ドルで取引を終えました。序盤に発表された11月ADP全米雇用報告で、雇用者数が予想に反して減少(民間雇用者数は3万2000人減)したことが判明し、安全資産である金へ資金が流入しました。その後、同月のISM非製造業景況指数が予想を上回る強い結果となったことで上げ幅は縮小しましたが、為替市場でドル安が進行したことがドル建て金価格の下支えとなりました。
時間外取引では、次期米連邦準備理事会(FRB)議長人事への期待感などが支援材料となり、買いが優勢となりましたが、利食い売りにより上値は抑えられました。欧州時間帯では方向感に欠けるもみ合いが続きました。日中取引では、ADP雇用統計の弱い結果が支援要因となった一方、利食い売りによって上昇が一服する展開となりました。
<ドル建てゴールド:タイムサイクル分析>
ドル建て金相場は、10月20日の高値を起点としたトップサイクルが本日で34本目に入りました。仮に12月1日の直近高値がトップとなる場合、サイクル本数は31本となり、平均トップサイクル29本と比較すると多少の延伸にあたります。今後、実線が10日EMAを下抜けて確定するようであれば、上昇波動から下降波動へ転換する可能性が高まるとみています。
(NYプラチナ)
3日のNYプラチナ先物(1月限)は、前日比13.0ドル高の1,663.20ドルで取引を終えました。時間外取引では金相場の上昇につれる形で買いが優勢となりましたが、押し目は堅調に拾われました。欧州時間帯に入ると上げ一服となり、日中取引ではADP雇用統計の弱い結果が支援材料となりました。
<ドル建てプラチナ:タイムサイクル分析>
プラチナの平均トップサイクルは32本で、前回サイクルも同じく32本でトップを形成しています。今回、12月1日に長い上ヒゲを伴うローソク足が出現したことで、同日(33本目)がトップとなる可能性が高まりつつあります。現状、実線は5日EMAや10日EMAを維持しており、明確な反転サインは点灯していません。
ただし、オシレーター系指標では過熱感がみられる局面であり、実線が5日EMAを明確に下抜ける場合には、トップ形成から下降波へ移行するリスクが高まると判断しています。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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テクニカルアナリスト 村石
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