― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―
(NY金)
NY金2月限の終値は、前営業日比19.9ドル高の1トロイオンス=4,274.8ドルとなりました。週明けの米株市場では、いったん売り戻しが先行したことから、リスク回避資産とされる金に資金が向かい、一時は4,300ドル目前まで強含む場面がありました。ただし、その後に米10年債利回りが上昇すると、金利を生まない金には利益確定売りが持ち込まれ、上げ幅を縮める展開となりました。
時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が支援材料となり買いが優勢でしたが、買い一巡後は利食い売りにより上昇は一服しました。欧州時間に入ると押し目買いが入ったものの、日中取引ではドル安一服を受けて利益確定売りが出ました。ただ、米ISM製造業景気指数が低下したことで下値は支えられています。
<ドル建てゴールド:タイムサイクル分析>
ドル建てゴールドのタイムサイクル分析では、10月20日の高値を起点としたトップサイクルが本日で32本目を形成しています。平均トップサイクル29本、前回30本で天井をつけた経緯を踏まえると、現在はトップ形成の時間帯に位置している可能性が高い局面です。
オシレーター系指標では、MACDが方向感に乏しい一方、ストキャスティクスでは上昇過熱感が表れやすい状態にあります。そのため、利益確定売りによって上値を抑えられた場合には、短期的な下降波を形成するリスクが意識されます。
(NYプラチナ)
NYプラチナ1月限の終値は、前日比5.9ドル安の1,679.10ドルでした。時間外取引では、FRBの利下げ観測や金相場の堅調を背景に買いが優勢となりましたが、買い一巡後は上昇が一服しました。欧州時間帯では方向感に欠けるもみ合いとなり、日中取引ではドル安一服を受けて利益確定売りが見られました。
<ドル建てプラチナ:タイムサイクル分析>
ドル建てプラチナのタイムサイクル分析では、10月16日の高値を起点としたトップサイクルが昨日で33本目に達しています。昨日の相場では一時1,724.25ドルまで上伸したものの、その後は売りが優勢となり、長い上ヒゲを伴う陰線を形成しました。このローソク足の形状から、昨日の高値がトップとなる可能性が高まりつつあります。
本日の相場で、昨日形成した長い上ヒゲ部分に絡まずに陰線を形成する場合、トップ完成から下降波へ移行する可能性が一段と強まると判断されます。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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テクニカルアナリスト 村石
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