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ドル安進行で貴金属に買い戻し広がる ― 金はトップ形成の時間帯、プラチナは上昇波継続

2025.11.27

― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―

(NY金)

26日のNY金2月限は、前営業日比25.0ドル高の1トロイオンス=4,202.3ドルで取引を終えました。米10年債利回りは一時4.04%台まで上昇したものの、最終的には4%割れへ押し戻されました。金は金利を生まない資産であるため、通常であれば金利上昇は逆風要因となりますが、今回は金利上昇が相場の重荷とはならず、むしろドル安基調が金価格の下支えとなりました。

欧州通貨の底堅さや、オセアニア通貨の持ち直しなど、主要通貨に対するドルの弱含みが進行したことで、ドル建て金相場の買い戻しが優勢に。相場は一時、14日以来となる4,209ドルの高値をつけました。

時間外取引では、FRBの利下げ観測やドル安を背景に買いが優勢となり、欧州時間に入るとドル安一服から上値はやや抑えられたものの、押し目は着実に拾われました。日中取引でも利食い売りが見られた局面では押し目買いが入り、全体として堅調な値動きとなりました。

ドル建てゴールドのタイムサイクル
10月20日の高値をトップとみなし、本日で29本目を形成しています。

・平均トップサイクル:29本
・前回トップサイクル:30本

以上を踏まえると、現在はトップ形成の時間帯に位置していると考えられます。

ただし、

・直近高値(11/13)を明確に上抜けていない
・主要オシレーターに反転シグナルが点灯していない

といった点から、目先は上値を試す展開が継続する可能性にも留意が必要です。

(NYプラチナ)

26日のNYプラチナ1月限は、前日比14.0ドル高の1,580.0ドルで引けました。時間外では利食い売りが先行したものの、FRBの利下げ観測やドル安進行を背景に、全体として買い戻しが優勢。欧州時間以降は買いが強まり、日中取引でも金の堅調に連れ高するかたちで上昇が続きました。

ドル建てプラチナのタイムサイクル分析
ドル建てプラチナは、

・11月21日の安値がハーフボトム(21本)となり、上昇波を形成中。・
・トップサイクルは11月13日のハーフトップから本日で11本目

過去サイクルのリズムを踏まえると、今後10日程度は上昇波が継続する可能性があります。

またテクニカル面では、

・実線が10日EMA・25日EMAに支えられ
・3営業日連続で陽線を形成

するなど、買い優勢の地合いが鮮明です。

特に、10日EMAを確定足で下抜けない限り、上値試しの展開が基本シナリオとなります。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)およびナスダック市場は、 2025年11月27日(木)、米国の感謝祭(Thanksgiving Day)のため終日休場となります。 翌日の11月28日(金)(ブラックフライデー)は、短縮取引となり、東部時間午後1時(日本時間翌日午前3時)に取引を終了します。

▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート


チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金XAUUSD)、ドル建てプラチナXPTUSD)を使用しています。


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