― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―
(NY金)
ニューヨーク商品取引所(COMEX)では、この日から中心限月となった2月限が前営業日比46.5ドル高の1トロイオンス=4177.3ドルで取引を終えました。米長期金利の指標である10年国債利回りが3.98%台まで低下したことで、利息を生まない金の相対的な投資妙味が高まりました。また、ユーロなど主要通貨に対してドル安が進行したことも、ドル建て金相場の割安感を意識した買いにつながっています。ドルの価値低下を背景に、ドルの代替資産として金が選好された側面も見られました。
時間外取引では米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を受けて買いが優勢となりました。欧州時間に入るといったん利食い売りが出ましたが、押し目は堅調に買い戻されました。日中取引では利食い売りに上値を抑えられたものの、ドル安を背景に下値は支えられています。
<テクニカル・タイムサイクル分析>
ドル建てゴールドのトップサイクルは本日で28本目となり、平均サイクルおよび前回サイクルを踏まえると、なお1〜2日程度の日柄が残っている状況です。
実線では10日EMAが下値サポートとして機能しており、相場は底堅く推移しています。
オシレーター系指標も総じて底堅さを示唆しており、上値トライの地合いが続いています。
引き続き10日EMAを維持できれば、直近高値である4243.38ドルを試す展開が想定されます。
(NYプラチナ)
25日のNYプラチナ1月限は前日比10.1ドル高の1562.70ドルで取引を終了しました。時間外取引ではFRBの利下げ観測を背景に買いが優勢となり、欧州時間にはいったん利食い売りが出たものの、押し目は着実に拾われました。日中取引でも利食い売りに上値を抑えられましたが、ドル安や金相場の堅調さを材料に押し目買いが入り、底堅さを維持しました。
<テクニカル・タイムサイクル分析>
ドル建てプラチナは、11月21日の安値がボトムとなった可能性が高まっており、実線が25日EMAを上抜ける場合は、上昇波動への移行が期待されます。
この場合、トップサイクルは本日で10本目となり、平均トップサイクル(32本)を踏まえると、あと22日程度の日柄が残っている計算になります。
一方で、実線が10日EMAを下抜ける展開となった場合は、ボトムサイクルが延長される可能性も高まるため、11月21日の安値(1494.40ドル)を再度試すリスクに注意が必要です。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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テクニカルアナリスト 村石
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