(WTI原油)
21日のWTI原油は、3営業日連続の下落。WTI原油の期近1月限は前日比0.94ドル安の58.06ドル、北海ブレント原油の期近1月限は同0.82ドル安の62.56ドル、RBOBガソリンの期近12月限 、同3.50セント安の188.34セント、NYヒーティングオイルの期近12月限は、同7.69セント安の245.64セント。
週末のWTI原油は、ロシア産原油の供給拡大観測が引き続き圧迫要因となって続落した。
WTI原油の1月限は、ロシアとウクライナの戦闘終結への進展期待を背景に序盤から売りが先行すると、米国取引時間帯に57.38ドルまで売り込まれた。
トランプ米政権は先月、ロシア石油最大手ロスネフチとルクオイルを制裁対象に指定し、各国に取引停止を要求した。両社の石油輸出量は合わせて日量310万バレルとなる。
しかし、18日に米国とロシアの新たな和平案が浮上したことで、ロシアとウクライナの戦闘終結への進展によるロシア産原油の供給混乱を警戒する動きが後退した。この一連の動きによって、ロシア産原油の供給拡大観測が連日のWTI原油の圧迫要因となった。
ただ、57.38ドルまで下値を切り下げてからのWTI原油は、この和平案の合意に対する懐疑的な見方によって、58.00ドル前後の水準まで下げ幅を縮小する動きも見せた。
20日に米ニュースサイト「アクシオス」は、トランプ米政権が取り組むロシアとウクライナの停戦に向けた新たな和平案と安全保証に関する枠組み案の全容を報じた。ウクライナに対し軍事力の縮小と東部2州の割譲を迫る一方、ロシアには「重大かつ意図的、継続的な攻撃」が認められれば、武力行使を辞さないとする項目が盛り込まれた。
ウクライナの回答期限は27日となっているが、同国はこれまでのところ領土割譲を拒否する姿勢を表明していることから、新たな和平案の受け入れは依然として不透明となっている。
WTI原油期近1月限日足

北海ブレント原油期近1月限日足

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