― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―
(NY金)
NY金12月限は、前営業日比22.8ドル安の1トロイオンス=4,060.0ドルとなりました。
9月の米雇用統計は強弱まちまちの内容となり、市場では前日終値付近で方向感に欠ける展開が続きました。ただし、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)における利下げ予測が後退し、金利を生まない金先物には売りが優勢となったことで反落しました。
一方、引けにかけては米株安を背景に、安全資産とされる金への買いが入り、下げ幅をやや縮小しました。
時間外取引では、押し目買いが見られた局面もありましたが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退を受けてポジション調整の売りが優勢となりました。欧州時間に入ると再び押し目買いが入りました。
日中取引では、米雇用統計発表後のドル安が支援要因となりましたが、その後ドル安が一服したことに加え、米クリーブランド連銀ハマック総裁による利下げ否定発言を受けて、戻りを売られる展開となりました。
■ドル建てゴールドのテクニカル・タイムサイクル分析
タイムサイクル分析では、日足ベースのトップは10月20日に形成したとみられ、トップサイクルは本日で25本目となります。
平均トップサイクル29本、前回30本、直近ボトムサイクル29本を踏まえると、あと4日前後はトップ圏のサイクル形成が続く可能性があります。
実線では25日EMAがサポートとして機能し、底堅い推移が続いていますが、一方で10日EMAが抵抗となり上値を抑えています。
また、オシレーター系指標では下値の堅さは認められるものの、明確な強さはまだ確認できません。
今後の注目点としては、以下が焦点になります。
✔10日EMAを明確に上抜ければ、トップ形成に向けた上昇波動が継続する可能性
✔25日EMAを確定足で下抜ければ、下落リスクが高まり注意が必要
(NYプラチナ)
NYプラチナ1月限は前日比40.6ドル安の1,516.20ドルで取引を終えました。
時間外取引では金先物の堅調さにつれ高となる場面があったものの、FRBの利下げ観測後退を背景に戻り売りが優勢となりました。欧州時間では押し目買いが入りましたが、日中取引では米雇用統計後のドル安が支援材料となった一方、ハマック総裁の利下げ否定発言や金軟調を受けて売りが再び強まり、一段安となりました。
■ドル建てプラチナのテクニカル・タイムサイクル分析
プラチナは11月13日に高値を付けた後、上値の重い展開が続いており、10日EMAおよび25日EMAを下抜けて推移していることから、11月13日の高値がトップとなった可能性が高まっています。
ボトムサイクルでは、10月22日の安値を起点とし、本日で23本目となります。
平均ボトムサイクル32本を考慮すると、あと9日前後は下降波が継続する可能性があります。
オシレーター系指標では下落による過熱感が意識されやすい状態にあるものの、十分な買いシグナルは点灯しておらず、引き続き下値模索の展開が想定されます。
今後の注目水準は以下の通りです。
✔75日EMA(1,495.50ドル付近)
✔前回ボトム(1,495.18ドル)
これらが重要な下値支持として意識される見通しです。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
★フジトミ証券の投資助言サービスでは日々売買サインを配信しています。
投資助言サービス【投資助言プラス+】とは
投資助言サービス
テクニカルアナリスト 村石
X(旧ツイッター)でも情報を配信しています。
★https://twitter.com/muraishi_fjtm




