― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―
(NY金)
NY金12月限は前営業日比16.3ドル高の1トロイオンス=4,082.8ドルで引けました。
米株式市場の引け後に予定されていたエヌビディアの決算発表を控え、リスク回避姿勢が強まったことから、金先物は5営業日ぶりに反発しました。一方、12月FOMCでの利下げ観測が後退したことでドルが買われ、金先物は一時的に割高感からマイナス圏に沈む場面もありましたが、引けにかけては再び買いが優勢となりました。
時間外取引では、労働市場鈍化への見方を背景に押し目買いが入り堅調に推移しました。欧州時間に入るとドル安を受けてさらに底堅く推移し、日中取引では再びドル高に転じたことで上げ一服となりました。
タイムサイクル分析では、10月20日にトップを形成した後、本日で24本目となります。
平均トップサイクル29本、前回30本、さらに直近ボトムサイクル29本を踏まえると、今後5日程度は上昇波が持続する可能性があります。
実線は25日EMAをサポートに底堅く推移している一方で、10日EMAが上値抵抗として機能しており、方向感が定まりにくい状況です。
オシレーター系指標は底堅さを示唆しているものの、上昇モメンタムは強くありません。
現状では、25日EMAを維持している限り、再びトップ形成を試す展開が想定されます。
目先は高値圏でのもみ合いが続きやすいとみています。
(NYプラチナ)
NYプラチナ1月限は前日比0.3ドル安の1,554.90ドルで引けました。
時間外取引では、労働市場減速への見方や金相場の堅調さを背景に買いが優勢となりました。欧州時間ではドル安を受けて買い戻しが入りましたが、日中取引では再びドル高に転じたことや金軟調が重石となり、戻りを売られる展開となりました。
タイムサイクル分析では、10月16日にトップを形成した後、本日で26本目となります。
平均トップサイクル28本、前回32本から判断すると、トップ形成までにあと2〜6日程度の日柄が残されているとみられます。
実線は10日EMAおよび25日EMAを下抜けて推移しており、上昇の勢いは後退し、下落リスクが相対的に高まっています。
一方、オシレーター系指標は下落一服感が出やすい水準にあるため、10日EMA・25日EMAを明確に回復できれば、上昇転換への期待が高まります。しかし現状では、顕著な反転サインは確認できていません。
下値ではボリンジャーバンド−2σがサポートとして意識されていますが、上値の重い展開が継続しており、75日EMAや10月22日の直近安値を下抜ける場合は、上昇トレンドから下降トレンドに移行する可能性があります。
目先は、10日EMAおよび25日EMAを上抜けられるかが焦点となります。これらを突破した場合、ボリンジャーバンド+2σや11月13日の直近高値を試す展開が想定されます。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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