― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―
(NY金)
NY金先物12月限は、前営業日比8.0ドル安の1トロイオンス=4,066.5ドルで引けました。米長期金利の指標である10年債利回りが4.13%台まで上昇したことを受け、利息を生まない金の相対的な魅力が低下し、金先物は売りが優勢となりました。
時間外取引ではリスク回避の動きが強まり、アジア時間の後半にかけて一時4,000ドルを割り込む場面もありました。欧州時間に入ると下値を切り上げたものの、地合いの軟弱さは払しょくできず、40ドル近い下落幅となる4,030ドル台で推移しました。
日中取引開始後は買い戻しが入り、序盤で前日の終値水準を回復しました。19日に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公開を控え、買い戻しが先行したとみられます。しかし、その後は米追加利下げ観測の後退に伴いドルが堅調に推移したことで戻り売りが強まり、中盤で再び下げ幅を拡大しました。後半から終盤にかけては、安全資産としての買いや利益確定の買い戻しが入り、再度の戻り歩調となりました。
▼タイムサイクル分析
10月20日の高値をトップとして、本日で23本目を形成しています。平均トップサイクル(29本)、前回(30本)、直近ボトムサイクル(29本)を踏まえると、あと6日前後の上昇波を形成する余地があるとみています。
実線は10日EMAを一時下抜けたものの、25日EMAがサポートとなり陽線を形成しました。今後、10日EMAを明確に上抜ける展開となれば、上昇バイアスが強まる可能性が高まると判断しています。
(NYプラチナ)
17日のNYプラチナ1月限は45.9ドル安の1,568.00ドルで引けています。カンザスシティ連銀のシュミッド総裁によるタカ派的発言が重しとなりました。同総裁は10月に続き12月のFOMCでも政策金利据え置きを主張する見通しを示しています。
【タイムサイクル分析|ドル建てプラチナ】
プラチナは10月16日にトップを形成し、本日時点で24本目を形成中です。平均トップサイクルは28本、前回は32本であったことから、なお4〜8日程度の日柄が残っていると考えられます。
ただし、実線が10日EMAを下抜けていることから、高値圏でのボックス相場入りの可能性が高まっています。よって、当面は方向感の乏しい展開が続く可能性が高く、明確なトレンド発生には時間を要する見通しです。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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テクニカルアナリスト 村石
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