― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―
(NY金)
NY金12月限は前営業日比19.7ドル安の1トロイオンス=4,074.5ドルとなりました。先週の米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受け、年内の米国利下げ観測が後退したことで、金価格は3日続落となっています。為替市場ではドル高が進行しており、円をはじめとした他通貨に対してドルが強含んだことで、金先物の対ドル価格には割高感が生じ、上値を抑える要因となりました。
時間外取引では、利下げ後退観測を背景に売りが優勢となりました。欧州時間に入ると金価格はやや軟調に推移しました。日中取引では、ジェファーソンFRB副議長が「政策金利は中立水準に近づいている」との見方を示したことで、市場は方向感を欠く展開となりましたが、取引終盤にかけて一段安となっています。
【タイムサイクル分析|ドル建てゴールド】
金相場は10月20日にトップを形成し、本日時点でトップサイクル22本目を迎えています。実線が10日EMAを下抜けたことで、11月13日の高値がハーフトップサイクルとなる可能性が浮上しています。このため、上昇トレンドはいったん一服しており、目先は高値圏でのボックス相場入りの可能性が高まっています。
ハーフトップサイクルが19本であれば、ハーフボトムサイクルも同様の本数を想定できるため、あと4日程度の下降波を形成する余地が残されています。一方で、実線が10日EMAを再び上抜くことができれば、上昇再開のシナリオも視野に入ります。
現在、実線は25日EMAを維持しているため、
① 10日EMAを回復して再上昇に向かうのか
② 25日EMAを下抜け、4日前後の下降波を形成するのか
この二つの分岐が焦点となります。
(NYプラチナ)
17日のNYプラチナ1月限は45.9ドル安の1,568.00ドルで引けています。カンザスシティ連銀のシュミッド総裁によるタカ派的発言が重しとなり、同総裁は10月に続き12月のFOMCでも政策金利据え置きを主張する見通しを示しています。
【タイムサイクル分析|ドル建てプラチナ】
プラチナは10月16日にトップを形成し、本日時点で24本目を形成中です。平均トップサイクルは28本、前回は32本であったことから、なお4〜8日程度の日柄が残っていると考えられます。
ただし、実線が10日EMAを下抜けていることから、高値圏でのボックス相場入りの可能性が高まっています。よって、当面は方向感の乏しい展開が続く可能性が高く、明確なトレンド発生には時間を要する見通しです。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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テクニカルアナリスト 村石
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