― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―
(NY金)
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の中心限月である12月限は、前営業日比19.1ドル安の1トロイオンス=4,194.5ドルで取引を終えました。米10年債利回りが一時4.11%台へ上昇したことで、金利を生まない金の投資妙味が相対的に低下し、売りが優勢となりました。前日に大きく上昇した反動から、利益確定売りも重なったとみられます。
時間外取引では、米下院がつなぎ予算案を可決し、トランプ大統領が署名したことを受けて買いが先行しました。その後の欧州時間では、米政府機関再開への期待を手掛かりに上値を伸ばす展開となりました。一方、日中取引では、ハセット米NEC委員長が「10月分の失業率が得られない」と述べたことや、米金融当局者から利下げに慎重な姿勢が示されたことを受け、利食い売りが優勢となりました。
ドル建てゴールドのタイムサイクル分析では、10月20日の高値がトップとなり、本日で20本目のトップサイクルを形成しています。平均サイクルが29本、前回が30本であったことを踏まえると、今後9日前後の上昇波動が継続する可能性があります。
金価格は7営業日ぶりに反落しましたが、依然として5日EMAおよび10日EMAを維持しており、テクニカル的には底堅い地合いです。目先は10日EMAを明確に下抜けない限り、押し目は限定的となる展開を想定しています。
(NYプラチナ)
プラチナ系貴金属(PGM)は総じて反落しました。プラチナ1月限は前日比14.2ドル安の1,617.20ドルで引けています。時間外では、過去最長となった米政府機関閉鎖が終了したことを好感して買いが先行しましたが、欧州時間では買い一巡後に上げが一服しました。日中取引では、FRBの利下げ後退観測や金相場の上値一服を受けて売りが優勢となりました。
ドル建てプラチナは、一時1,631.33ドルまで上昇する局面もありましたが、その後は戻り売りに押され、5営業日ぶりに反落する展開となりました。短期的には10日EMAおよび25日EMAがサポートとして意識されます。
プラチナのタイムサイクルでは、10月16日の高値を起点として本日で22本目のトップサイクルを形成しています。平均サイクル28本、前回32本を踏まえると、あと6~10日程度の上昇波動が残されている可能性があります。
一方で、25日EMAを維持できるかが短期的な焦点です。同線を下抜ける場合、ボリンジャーバンド±2σの範囲内でボックス相場を形成するシナリオも視野に入れる必要があります。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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テクニカルアナリスト 村石
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