(NY金)
NY金12月限は、前営業日比1.9ドル安の1トロイオンス=3991.0ドルで取引を終えました。
この日は、米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ)が10月としては約22年ぶりの高水準となったことで、雇用悪化への懸念が再燃しました。これを受けて米長期金利が低下し、為替市場ではドル売りが優勢となったため、金には一時的に買いが先行しました。ただし、上昇局面では利食い売りに押され、小反落して取引を終えています。
時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退したことを背景に売りが優勢となりましたが、手仕舞い売りが一巡した後は押し目買いが入りました。欧州時間に入ると方向感に乏しい展開となり、もみ合い相場を形成しました。日中取引では、リスク回避姿勢の高まりを背景に手仕舞い売りが出たことが重しとなりました。
タイムサイクル分析では、10月20日の高値でトップを形成し、現在は下降波動をたどっているとみられます。ドル建て金価格は10月28日に3887.93ドルの安値を付けた後、底堅い推移を続けています。ただし、実線が10日EMAを明確に上抜けていないことから、28日の安値でボトムを形成したと判断するには時期尚早と考えます。
一方で、オシレーター系指標は下落の過熱感が強まりやすい水準にあり、今後10日EMAを上抜ける展開となれば、ボトム形成から上昇への転換が期待されます。
(NYプラチナ)
プラチナ系貴金属(PGM)は反落しました。NYプラチナ1月限は前日比23.0ドル安の1539.60ドルで取引を終えました。
時間外取引では、FRBの利下げ観測後退や金相場の軟調が重しとなりましたが、その後、金に押し目買いが入ったことを受けて下げ渋る場面も見られました。欧州時間に入ると買いが一巡し、上値の重い展開に転じています。日中取引では、リスク回避の動きや金の軟調が影響し、売り優勢の展開となりました。
タイムサイクル分析では、10月22日の安値がボトムとなった可能性が高まっています。しかし、ドル建てプラチナは10月24日に1660.60ドルの高値を付けて以降、上値の重い推移が続いており、実線は10日EMAおよび25日EMAを下抜けています。
ただし、オシレーター系指標は下落の過熱感を示しているため、今後、実線が10日EMAを確定足で上抜ける展開となれば、上昇への転換期待が高まると見ています。
現状では、ボリンジャーバンドが横ばい基調を維持していることから、当面はレンジ内での取引継続も想定されます。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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