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金相場は反発、ドル高一服で買い戻し優勢 タイムサイクルは上昇波形成の可能性

2025.11.06

(NY金)

NY金先物は、取引の中心となる12月限は、前営業日比32.4ドル高の1トロイオンス=3,992.9ドルで取引を終えました。前日に約1カ月ぶりの安値水準まで下落したことから、値ごろ感による買いが入りました。ただし、10月のADP全米雇用報告や米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数が市場予想を上回ったことでドル買いが優勢となり、売りも出るなど、引き続き神経質な値動きとなりました。

時間外取引では、序盤は売り優勢で始まりましたが、ドル高が一服すると買い戻しが主導して上昇しました。欧州時間に入ると買いが一巡し、上げ一服の展開となりました。日中取引では押し目買いが入り、予想を上回るISM非製造業総合指数が上値を抑える場面もありましたが、下値は堅く全体的に堅調な推移となりました。

タイムサイクル分析では、10月20日の高値がトップを形成し、本日時点で14本目を形成しています。ボトムサイクルは本日で36本目を迎えています。ただし、実線が10日EMAを上抜ける展開となった場合、10月28日の安値がボトムとなる可能性が高まり、その際は15日程度の上昇波形成を想定しています。

(NYプラチナ)

プラチナ系貴金属(PGM)は反発しました。NYプラチナ1月限は前日比10.0ドル高となり、堅調な地合いを維持しました。時間外取引では売り優勢で始まりましたが、ドル高一服や金相場の下げ止まりを受けて買い戻しが入り、地合いを引き締めました。欧州時間には戻り売りが出たものの、日中取引では押し目買いが入ったことで上値を伸ばしました。

タイムサイクル分析では、10月16日の高値をトップと判断しており、本日時点で16本目を形成しています。ボトムサイクルは37本目に達しています。実線が10日EMAを上抜けた場合、10月22日の安値がボトムとなる可能性が高まり、その場合は12~16日程度の上昇波を形成する展開を想定しています。

 

▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート


チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金XAUUSD)、ドル建てプラチナXPTUSD)を使用しています。


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