(WTI原油)
28日のWTI原油は、3営業日連続の下落。WTI原油の期近12月限は前日比1.16ドル安の60.15ドル、北海ブレント原油の期近12月限は同1.22ドル安の64.40ドル、RBOBガソリンの期近11月限 、同0.48セント高の192.52セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同4.89セント安の238.72セント。
昨日のWTI原油は、OPECプラスの増産観測が引き続き圧迫要因となり続落した。
WTI原油の12月限は、序盤から売りが先行すると、米国取引時間帯に59.76ドルまで下値を切り下げた。ロイター通信によると11月2日に開催されるOPECプラスの有志8か国による会合で、12月の生産量を日量13万7000バレル引き上げると関係筋の話として報じている。
また、トラップ米政権は先週、ロシア石油大手ロスネフチとルクオイルを制裁対象に指定した。しかし、ロスネフチのドイツ事業については、対ロシア制裁の対象外にすると書面で保証していることが明らかとなった。これにより、対ロシア制裁によるロシア産原油の過度な供給混乱が幾分和らいだ。
しかし、安値をつけてからのWTI原油は下げ一服の動きとなり、引けにかけては60.20ドル前後の水準まで戻している。
WTI原油期近12月限日足

北海ブレント原油期近12月限日足

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