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【金・プラチナ相場分析】CPI鈍化で金は一服 FOMC利下げ観測が相場を支援

2025.10.27

(NY金)

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比7.8ドル安の1トロイオンス=4,137.8ドルで取引を終えました。発表された9月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る伸びにとどまったことを受け、米株主要3指数が上昇し、相対的に安全資産とされる金は売られる展開となりました。

足元では、今月にかけて過去最高値を連日で更新してきた反動から、利益確定の動きが根強く続いています。ただし、9月のCPIが概ね鈍化したことで、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では追加利下げがほぼ確実視されており、これが金相場の下値を支える要因となっています。

タイムサイクル分析では、トップサイクルが本日で6本目、ボトムサイクルが28本目となります。平均ボトムサイクルが28本、前回トップが30本であることから、現在はボトム形成の時間帯に位置していると考えられます。今週は押し目形成の可能性が高まっており、短期的には押し目買いの好機となる展開も想定されます。下値については、25日EMAがサポートとして機能するかどうかに注目しています。

(NYプラチナ)

プラチナ系貴金属(PGM)市場では、プラチナが小幅続伸となりました。前日比は1.2〜6.8ドル高で、中心限月の1月限は4.9ドル高となっています。貴金属市場全体で調整局面が続いていることが上値を抑える一因となりましたが、米CPIの鈍化を受けて米利下げ局面の継続が意識され、相場を下支えしました。

タイムサイクル分析では、トップサイクルが8本目、ボトムサイクルが29本目となり、平均ボトムサイクル(29本)および前回トップ(32本)に近接していることから、ボトム形成の時間帯に差し掛かっているとみられます。10月22日の安値がボトムとなるか、あるいはもう一段の下落を演じるかが焦点です。下値については、ボリンジャーバンド−2σ下限(1,532ドル近辺)がサポートとして意識される可能性があります。

 

▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート


チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金XAUUSD)、ドル建てプラチナXPTUSD)を使用しています。


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