(WTI原油)
24日のWTI原油は、4営業日ぶりに反落。WTI原油の期近12月限は前日比0.29ドル安の61.50ドル、北海ブレント原油の期近12月限は同0.05ドル安の65.94ドル、RBOBガソリンの期近11月限 、同0.42セント安の192.27セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同0.01セント高の240.31セント。
週末のWTI原油は、利益確定の売りや持ち高調整の動きにを背景に4営業日ぶりに下落した。
WTI原油の12月限は、序盤に61.21ドルまで下落したが、その後はロシア産原油の供給混乱よる需給の引き締まり観測を背景に62.59ドルまで上昇した。
22・23日に米国と欧州連合(EU)は、ロシアへの追加制裁を発表した。このロシアへの制裁強化を受けて、中国やインドもロシア産原油の調達を停止したと報じられている。ロイター通信によると中国有石油大手は、海上輸送によるロシア産原油の調達を停止したとしている。また、インドの石油精製業者はロシア産原油の輸入を大幅削減する方針であるとしている。インド複合企業リライアンス・インダストリーズは、長期契約しているロシア石油大手ロスネフチ社からの日量50万バレルの原油輸入を停止するとされている。この一連の動きによって、ロシア産原油の供給混乱による需給の引き締まりが警戒された。
しかし、62.59ドルまで上昇してからのWTI原油は、連日の上昇に対する利益確定と持ち高調整の売り手仕舞いが台頭して、引けにかけて61.40ドル台まで下落した。
WTI原油期近12月限日足

北海ブレント原油期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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