(WTI原油)
22日のWTI原油は、大幅続伸。WTI原油の期近12月限は前日比1.26ドル高の58.50ドル、北海ブレント原油の期近12月限は同1.27ドル高の62.59ドル、RBOBガソリンの期近11月限 、同3.97セント高の186.50セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同4.38セント高の224.96セント。
昨日のWTI原油は、需給の引き締まり観測を背景に大幅続伸した。
WTI原油の12月限は、前日までの強調地合いを維持して序盤から買いが先行した。その後、需給の引き締まり観測が台頭したことで、WTI原油は59.83ドルまで上げ幅を拡大した。この日発表されたEIA(米エネルギー情報局)による週間在庫統計で、原油在庫は前週比100万バレル減となり、市場予想の120万バレル増に反して在庫の取り崩しとなった。ガソリン在庫は前週比210万バレル減(予想80万バレル減)、中間留分在庫は150万バレル減(予想190万バレル減)だった。
また、米国のロシアに対する制裁が発表されたことで、清算値決定後にWTI原油は上値を切り上げた。米財務省は、ロシア石油最大手ロスネフチとルクオイルに対する制裁を発表した。制裁内容は、米国内にある資産の凍結と米国内外の金融機関との取引を制限となり、関連会社も対象としている。更に、トランプ米大統領は記者団に対しロシアのプーチン大統領との会談を中止したと表明した。この一連の動きによって、ロシア産原油の供給懸念による需給の引き締まり観測が一段と高まっている。
WTI原油期近12月限日足

北海ブレント原油期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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