(NY金)
NY金の中心限月である12月限は、前営業日比43.7ドル安の1トロイオンス=4,065.4ドルで取引を終えました。24日に予定されている9月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、前日まで急ピッチで上昇していた反動から利益確定売りが優勢となりました。
時間外取引では、手仕舞い売りが一巡した後に押し目買いが入りましたが、欧州市場に入るとドル高を背景に戻り売りが優勢となりました。日中取引では一時的に戻り売りが見られたものの、ドル安基調を受けて下げ渋る展開となりました。
タイムサイクル分析では、実線が10日EMAを下抜けたことで、10月20日の高値でトップを形成したと判断しています。現在は下降波を形成する局面にあるとみられ、ボトムサイクルは本日で26本目です。平均サイクルが28本、直近トップサイクルが30本であることから、あと2~4日程度は下降波を継続する可能性が高いと見ています。
(NYプラチナ)
プラチナ系貴金属(PGM)は反発しました。NYプラチナは前日比で28.5~33.2ドル高となり、中心限月である1月限は33.2ドル高で取引を終えました。時間外取引では手仕舞い売り一巡後に押し目買いが入り、欧州市場ではドル高によって上値を抑えられる場面も見られましたが、日中取引ではドル安を背景に買い優勢の展開となりました。
タイムサイクル分析では、10月16日にトップサイクルを形成したと判断しており、現在は下降波の途中にあります。ボトムサイクルは本日で27本目を形成中で、平均ボトムサイクルが28本、直近トップサイクルが32本であることから、あと1~5日程度の下落を経てボトムを形成する可能性が高いとみています。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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