(NY金)
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の中心限月である12月限は、前営業日比146.1ドル高の1トロイオンス=4,359.4ドルで取引を終えました。前週末の下落に対する反動買いが優勢となり、中心限月ベースで史上最高値を更新しました。28~29日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測も、上昇を後押しする要因となりました。
時間外取引では、手仕舞い売りにより上値が抑えられる場面もありましたが、イスラエルによるガザ空爆など地政学リスクを背景に押し目買いが入りました。欧州市場では、米中貿易摩擦や米地銀の信用不安に対する懸念が後退し、株高に振れたことが上値を抑える要因となりましたが、押し目買いの流れは継続しました。日中取引では、時間外取引での高値を上抜けたことで買いが優勢となり、堅調な展開となりました。
タイムサイクル分析では、トップサイクルが本日で31本目に達しており、平均サイクル(29本)や前回サイクル(35本)を考慮すると、トップ形成の時間帯に入っていると考えられます。また、各オシレーター系指標でも上昇過熱感が見られるため、短期的な反落には注意が必要な局面といえます。
(NYプラチナ)
プラチナ系貴金属(PGM)も反発し、前日比でNYプラチナは32.6~38.4ドル高となりました。NYプラチナ1月限は反発基調を示し、時間外取引では金相場の戻り売りに連れて軟化しましたが、押し目では買いが入りました。欧州市場では株高による金価格の下落が重しとなったものの、売り一巡後は地合いを引き締めました。日中取引では押し目買いが優勢となり、時間外の高値を突破して堅調な値動きとなりました。
タイムサイクル分析では、10月16日の高値がトップとなった可能性が高まっています。ただし、実線が再び10日EMA(1,625ドル付近)を上抜けたことで、現時点では下落の勢いは限定的です。オシレーター系指標では上昇過熱感が見られ、下落リスクが徐々に高まりつつあります。そのため、実線が再び10日EMAを下抜けた場合には、下降波を形成する可能性が高まるでしょう。現在、ボトムサイクルは25本目を形成しており、平均サイクル(28本)や前回トップ(32本)を踏まえると、今後3~7日程度の下降波を描く展開も想定しておく必要があります。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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