(NY金・NY白金)
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の中心限月である12月限は、前営業日比38.2ドル高の1トロイオンス=4,201.6ドルで取引を終え、連日で史上最高値を更新しました。米中貿易摩擦の激化懸念がリスク回避の動きを強め、安全資産とされる金への買い需要を後押ししました。また、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測の高まりが、金利を生まない金相場の下支え要因となっています。
時間外取引では、FRBの追加利下げ見通しや米中間の対立激化への警戒感が意識され、高値を更新する展開となりました。一方、欧州時間に入ると利食い売りが優勢となり、上昇は一服しました。日中取引ではドル安が進行したことで押し目買いが入り、堅調な値動きを維持しました。
タイムサイクル分析では、トップサイクルが本日で28本目となり、平均トップサイクル(28本)を考慮すると、トップ形成の時間帯に絡んでいます。現状は目立った反転サインは点灯していませんが、上昇過熱感が出やすい状態にあると考えられます。
プラチナ系貴金属(PGM)市場も総じて堅調に推移しました。NYプラチナは前日比で11.4〜16.7ドル高となり、1月限が反発しました。時間外取引では、FRBの利下げ観測や金相場の堅調さを背景に買いが先行しましたが、欧州時間帯には方向感を欠くもみ合いに転じました。日中取引ではドル安基調が支援材料となったものの、短期的な利食い売りが上値を抑える形となりました。
総じて、金・プラチナともに金融政策と為替動向を意識した展開が続いており、今後もFRBの政策スタンスや米中交渉の行方が相場を左右する重要な要因になるとみられます。
タイムサイクル分析では、トップサイクルが本日で32本目となり、平均トップサイクル(28本)を考慮すると、トップ形成の時間帯に絡んでいます。実線が10日EMA(1621.11ドル付近)を確定足で下抜ける場合、10月9日の高値がトップになる可能性が高まります。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
★フジトミ証券の投資助言サービスでは日々売買サインを配信しています。
投資助言サービス【投資助言プラス+】とは
投資助言サービス
テクニカルアナリスト 村石
X(旧ツイッター)でも情報を配信しています。
★https://twitter.com/muraishi_fjtm




