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NY金、最高値を更新 ― 政局不安と利下げ期待が追い風に

2025.10.07

(NY金・NY白金)
週明けのニューヨーク商品取引所(COMEX)金先物相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測の高まりに加え、世界的な政局不安や景気減速懸念を背景に買いが優勢となり、1オンスあたり3994.5ドルまで上昇して最高値を更新しました。
中心限月である12月物の清算値(終値相当)は前週末比67.40ドル高(+1.72%)の3976.30ドルとなり、中心限月として2営業日連続で最高値を更新しています。年初来の上昇率は50%を超え、金市場の強い上昇モメンタムを改めて示しました。

今月28~29日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%の利下げが実施されるとの見方が市場で広がっており、金利を生まない資産である金の相対的な魅力が一段と高まっています。
取引序盤からじり高の展開となりましたが、心理的節目である4000ドルを目前に控えた3990ドル台では上値が重く、短期的な過熱感も意識されています。なお、今年3月中旬に3000ドルを突破して以降、短期間でレンジを切り上げており、テクニカル面でも高値圏でのもみ合いが続いています。

米国では与野党の対立によりつなぎ予算が成立せず、連邦政府機関が約7年ぶりに閉鎖に追い込まれました。政府閉鎖はすでに6日目を迎えており、医療関連予算を巡る対立が解消される見通しは立っていません。トランプ大統領は2日、SNS上で政府機関の一部閉鎖を継続し、職員削減や支出抑制をさらに進める考えを示しており、政府閉鎖の長期化が懸念されています。こうした政治リスクが金融市場全体に波及するとの警戒感が強まり、安全資産である金への資金流入が加速しています。

さらに、ウクライナや中東情勢の不安定化に加え、日本やフランスなど主要国でも政局や景気を巡る不確実性が浮上しています。これらの要因が複合的に作用し、投資家心理を慎重化させている点も金買いを後押ししています。

市場関係者の一部からは、「金価格は年末までに4200ドルを試す可能性もある」との声も聞かれており、上昇トレンドの継続を見込む強気な見方が優勢となっています。

プラチナ系貴金属(PGM)は続伸しました。前日比では、プラチナが15.6〜18.0ドル高となり、中心限月の1月限は17.2ドル高で引けました。

プラチナ1月限は堅調地合いを維持し続伸しました。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測や金相場の堅調推移を背景に買いが優勢となりました。ただし、米政府機関の一部閉鎖を巡る不透明感が残り、上値は抑えられる展開となりました。欧州市場に入ると方向感に乏しく、もみ合い相場となりました。日中取引では、金の急伸に連動する形で上昇し、一代高値を更新しました。

▼ドル建てゴールド 日足チャート


チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金XAUUSD)、ドル建てプラチナXPTUSD)を使用しています。


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