(NY金・NY白金)
10日のNY金は、続伸。NY金の期近8月限は前日比4.7ドル高の3325.7ドル、NY白金の期近10月限は同27.2ドル高の1412.5ドル、NY銀の期近9月限は同67.5セント高の3730.5セント。
昨日のNY金は、銅先物の上昇を背景に続伸した。NY金の8月限は、序盤から買いが先行すると3339.4ドルまで続伸した。9日にトランプ米大統領は、幅広い製品に使われる戦略物資の銅に対し8月1日から50%の関税を課すと表明した。また、資源国であるブラジルに対し50%の関税を賦課するとの書簡を送付した。これらの発表を受けて、銅先物価格が上昇して、他の貴金属も買いが波及してNY金は続伸した。更に、トランプ米政権の高関税政策によって世界的な経済成長の低下懸念から、金が買い拾われる動きも継続した。しかし、高値をつけてからのNY金は、米国の長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調よって3319.2ドルまで崩れた。この日発表された米国の新規失業保険申請件数が、22万7000件となり市場予想の23万5000件を下回り4週連続で減少した。この労働市場の底堅さを示す内容となったことで、市場では米国の早期利下げ観測が後退すると、米長期金利が上昇して為替がドル高・ユーロ安基調となった。ただ、NY金の下振れは一時的な動きとなり、その後は上昇していた米長期金利が低下して為替はドル安・ユーロ高方向に戻ると、NY金は引けにかけて3330ドル台半ばまで買い直された。
NY白金は、NYパラジウムの急騰に反応して上昇した。NY白金の10月限は、序盤から買いが先行して、その後NYパラジウムが急騰すると、NY白金は1439.8ドルまで大幅上昇した。上昇局面では、自動車の触媒や宝飾品需要の拡大観測が、NY白金の支援材料となった。しかし、高値をつけてからのNY白金は上げ一服の動きとなり、引けにかけて1415ドル前後の水準まで上げ幅を縮小した。
NY金8月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足

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(WTI原油)
10日のWTI原油は、4営業日ぶりに反落。WTI原油の期近8月限は前日比1.81ドル安の66.57ドル、北海ブレント原油の期近9月限は同1.55ドル安の68.64ドル、RBOBガソリンの期近8月限は、同3.55セント安の215.24 セント、NYヒーティングオイルの期近8月限は、同2.57セント安の238.35セント。
昨日のWTI原油は、エネルギー需要の鈍化懸念を背景に反落した。WTI原油の8月限は、序盤から売りが先行すると、ほぼ一本調子に下落して66.45ドルまで崩れた。9日にトランプ米大統領は、ブラジルからの輸入品に対し50%の関税を課すと公表した。また、同氏は戦略物資とされる銅に対し50%の関税を8月1日から課すと表明。更に、8日に医薬品や半導体などに対する関税導入を近く発表する考えも示していた。このトランプ米政権の高関税政策によって世界的な経済成長の低下が警戒されると、エネルギー需要の鈍化懸念が連想されてWTI原油は売られた。下落局面では、為替のドル高・ユーロ安基調や利益確定の売りもWTI原油の売り圧力を強めた。
WTI原油期近8月限日足

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(CBOTコーン)
10日のシカゴコーンは、続伸。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比1.00セント高の416.50セント。
昨日のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの輸出需要を背景に続伸した。シカゴコーンの12月限は、序盤に412.50セントまで下落した。しかし、その後は米国産トウモロコシの輸出需要によって417.00セントまで続伸した。この日発表された米国産トウモロコシの週間輸出成約高で、今年度の純成約高が126万2100トンとなり予想レンジの上限となる90万トンを大幅に上回った。来年度の純成約高は、88万8600トンとなり、こちらも予想レンジの上限70万トンを超えている。また、米農務省は仕向け地不明先の米国産トウモロコシ11万トンの輸出を確認している。この米国産トウモロコシの輸出需要が、この日のシカゴコーンの上昇要因となった。
シカゴコーン期近12月限日足

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