(NY金・NY白金)※NY金の中心限は、8月限に変更
29日のNY金は、反発。NY金の期近8月限は前日比21.5ドル高の3343.9ドル、NY白金の期近7月限は同4.8ドル高の1079.4、NY銀の期近7月限は同26.3セント高の3342.3セント。
昨日のNY金は、米国の長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調を背景に反発した。NY金の8月限は、序盤に為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって3269.1ドルまで下落した。しかし、3269ドルまで下落してからのNY金は、為替のドル高・ユーロ安方向の動きが一巡したことで出直りの展開となった。その後、米国の景気先行き懸念によって米長期金利が低下して為替がドル安・ユーロ高基調になると、NY金は3356.3ドルまで反発した。この日発表された米国の1~3月期の実質GDP(国内総生産)改定値は、前期比0.2%減と速報値のから小幅に上方修正されたものの、GDPの約7割を占める個人消費が1.2%増と速報値(1.8%増)から下方修正された。また、米新規失業保険申請件数は前週比24万件と市場予想の23万人増より悪化した。これらの経済指標の発表を受けて、米国の景気の先行きに懸念が広がった。上昇局面では、米高関税政策を巡る先行き不透明感が、NY金の支援材料となった。米国際貿易裁判所は、28日にトランプ米政権が発動した相互関税を巡り「違法で無効」と判断し、差し止めを命じる決定を下した。決定を受けて米政府側は即時に控訴した。控訴審で保留されない場合、トランプ米政権は30日にも連邦最高裁判所に上訴する方針だと、米メディアは報じている。この一連の動きから、米高関税政策を巡る先行き不透明感によって安全資産としての金が買われた。
NY白金も、為替のドル安・ユーロ高基調によって反発した。NY白金の7月限は、序盤に1066.5ドルまで下落したが、その後は為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となって1096.0ドルまで急反発した。ただ、高値をつけてからのNY白金は、5月23日に1104.8ドルまで上昇した後、1100ドル前後の水準で上値が重くなる動きが続いていることから、この日も引けにかけて1080ドル前後の水準まで上値を切り下げた。
NY金8月限日足
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NY白金7月限日足

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(WTI原油)
29日のWTI原油は、反落。WTI原油の期近7月限は前日比0.90ドル安の60.94ドル、北海ブレント原油の期近7月限は同0.75ドル安の64.15ドル、RBOBガソリンの期近6月限は、同2.98セント安の205.94セント、NYヒーティングオイルの期近6月限は、同3.99セント安の204.82セント。
昨日のWTI原油は、需要先行き懸念が台頭して反落した。WTI原油の7月限は、序盤に前日からの強調地合いを維持して63.07ドルまで上昇した。しかし、その後は石油需要の先行き懸念が台頭したことで、WTI原油は米国取引時間帯に60.55ドルまで崩れた。この日、国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長が、中国の石油需要はかなり弱いとの見解を示した。このビロル事務局長の発言をきっかけに、WTI原油は下落基調に転換した。また、弱気な結果となった米国の経済指標も相場の下押し要因となった。この日発表された米国の1~3月期の実質GDP(国内総生産)改定値は、前期比0.2%減と速報値のから小幅に上方修正されたものの、GDPの約7割を占める個人消費が1.2%増と速報値(1.8%増)から下方修正された。米新規失業保険申請件数は、前週比24万件と市場予想の23万人増より悪化した。これらの経済指標の発表を受けて、米国の景気の先行きに懸念から同国のエネルギー需要の鈍化が連想された。
WTI原油期近7月限日足

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(CBOTコーン)
29日のシカゴコーンは、続落。シカゴコーンの中心限月7月限は、前日比4.00セント安の447.00セント。
昨日のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの生育に適した天候と南米産の輸出需要を背景に続落した。シカゴコーンの7月限は、序盤から売りが先行すると443.50セントまで続落した。米コーンベルトでは、週末にかけて乾燥天候になるとみられているが、6~10日間は広範囲で降雨が予報されている。このトウモロコシの生育に適した天候がシカゴコーンの圧迫要因となった。また、安価なアルゼンチンとブラジル産トウモロコシとの輸出競争もシカゴコーンの売り材料となった。アルゼンチンではトウモロコシの収穫が進展中、ブラジルでは第2期作トウモロコシの収穫が開始され、両国の輸出攻勢が警戒されている。
シカゴコーン期近7月限日足
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