(貴金属市場)
9日の金標準は、反発。金標準の4月限は前日比50円高の1万5618円。
夜間立会の金標準4月限は、為替の円安基調が支援材料となり、序盤に1万5746円まで上昇した。しかし、その後はNY金の値崩れが圧迫要因になると、金標準は1万5546円まで下落した。ただ、夜間立会の引けにかけては、引き続き為替の円安基調が支援材料となり、金標準は1万5600円前後の水準まで買い直された。昨日のNY金の6月限は、米国の貿易摩擦の緩和期待から安全資産としての買いが後退すると、3293.3ドルまで崩れた。
日中立会は、NY金の続落と為替の円高方向の動きから、金標準は1万5471円まで下げ幅を拡大した。しかし、その後はNY金の出直りの動きによって、金標準は1万5666円まで反発した。ただ、日中立会の引けにかけては、1万5610円台まで上値を切り下げた。
日中のNY金は、3279.7ドルまで下値を切り下げた後、3335.7ドルまで反発している。5月10日・11日に予定されている米中の貿易問題に関する協議を控え、NY金は思惑による乱高下を見せている。よって、今晩のNY金は引き続き値動きの荒い展開が警戒される。金標準は、日中に1万5471円まで下落した後、一時200円近い戻りを見せている。夜間立会では、NY金と同様に米中の貿易摩擦に対する思惑での動きから、波乱の動きに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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