(NY金・NY白金)
6日のNY金は、続騰。NY金の期近6月限は前日比100.5ドル高の3422.8ドル、NY白金の期近7月限は同31.3ドル高の992.1ドル、NY銀の期近7月限は同90.7セント高の3338.1セント。
昨日のNY金は、リスク回避の買いによって続騰した。NY金の6月限は、週明けからの急騰を維持すると序盤から買いが先行して、ほぼ一本調子に上昇して3444.5ドルまで続騰した。この日のNY金は、7日の米国FOMC(連邦公開市場委員会)の声明やパウエル米FRB(連邦準備制度理事会)の記者会見を控え、リスク回避の動きによって金の買いが膨らんだ。米政策金利は、据え置きがほぼ確実視されているが、FOMCの声明やパウエルFRB議長の記者会見で今後の金融政策の方向性を探る手掛かりを得たいとの思惑が広がった。また、上昇局面では、為替のドル安・ユーロ高基調もNY金の支援材料となった。
NY白金も為替のドル安・ユーロ高基調を背景に6営業日ぶりに急反発した。NY白金の7月限は、NY金の強調地合いに反応して序盤から買いが先行した。その後、為替がドル安・ユーロ高基調に進むと、NY白金は割安感からの買いが膨らみ、米国取引時間帯に993.9ドルまで急反発した。
NY金6月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金7月限日足
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(WTI原油)
6日のWTI原油は、3営業日ぶりに急反発。WTI原油の期近6月限は前日比1.96ドル高の59.09ドル、北海ブレント原油の期近7月限は同1.92ドル高の62.15ドル、RBOBガソリンの期近6月限は、同4.17セント高の206.45セント、NYヒーティングオイルの期近6月限は、同3.43セント高の200.88セント。
昨日のWTI原油は、安値拾いの買いによって急反発した。WTI原油の6月限は、5月5日に55.30ドルまで急落してからの戻り基調を維持して、序盤から買いが先行した。OPECプラスの増産と景気先行き不安によって、5日のWTI原油は一時55.30ドルまで急落した。その後、外国為替市場でドル安・ユーロ高基調の動きになると、ドル建てで取引されるWTI原油は割安感から買いが膨らみ、米国取引時間帯に59.84ドルまで上昇した。ただ、高値をつけてからのWTI原油は、上げ一服の展開から引けにかけて59.00ドル前後の水準まで上値を切り下げた。
WTI原油期近6月限日足
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(CBOTコーン)
6日のシカゴコーンは、4営業日ぶりに反発。シカゴコーンの中心限月7月限は、前日比1.25セント高の455.50セント。
昨日のシカゴコーンは、売り買い交錯する動きの中、反発した。シカゴコーンの7月限は、米国産トウモロコシの作付け進捗率の上昇を背景に452.50セントまで下落した。5日の引け後に発表された、米ジーンベルトの作付け進捗率は、40%となり、前週の24%から大幅に上昇して5年平均の39%も上回った。しかし、安値をつけてからのシカゴコーンは、連日の下落に対する持ち高調整や為替のドル高による割安感から買い拾われると、取引終盤に457.25セントまで反発した。
シカゴコーン期近7月限日足
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