2日のNY金は、反発。NY金の期近6月限は前日比21.1ドル高の3243.3ドル、NY白金の期近7月限は同1.0ドル安の966.1ドル、NY銀の期近7月限は同21.0セント安の3225.9セント。
週末のNY金は、安値拾いの買いによって反発した。NY金の6月限は、前日に3209.4ドルまで下落してからの安値拾いの買いが継続して、序盤から下値を切り上げる展開となった。その後、為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となり、NY金は3277.0ドルまで上値を切り上げた。しかし、高値をつけてからのNY金は上げ一服の展開となり、為替がドル高・ユーロ安方向に戻ると、NY金は3247ドル前後の水準まで上げ幅を縮小した。
一方、NY白金は売り買い交錯する動きの中、続落した。NY白金の7月限は、序盤にNY金の反発や為替のドル安・ユーロ高基調を背景に983.5ドルまで上昇した。しかし、その後は上げ一服の展開となり、為替がドル高・ユーロ安方向に戻ると、NY白金は964.0ドルまで続落した。
NY金6月限日足
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NY白金7月限日足
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(WTI原油)
2日のWTI原油は、反落。WTI原油の期近6月限は前日比0.95ドル安の58.29ドル、北海ブレント原油の期近7月限は同0.84ドル安の61.29ドル、RBOBガソリンの期近6月限は、同2.93セント安の201.99セント、NYヒーティングオイルの期近6月限は、同1.88セント安の199.32セント。
週末のWTI原油は、OPECプラスの増産観測によって反落した。WTI原油の6月限は、前日からの強調地合いを維持すると、序盤に59.87ドルまで上昇した。しかし、高値をつけてからのWTI原油は上げ一服の展開となり、その後OPECプラスの増産観測から57.74ドルまで下落した。この日、米ブルームバーグ通信は、OPECプラスが6月に日量約40万バレルの増産をする方向で協議していると報じた。また、複数のメディアによると、OPECプラスは5日に予定されていたオンラインでの会合を3日に前倒しするとされている。このOPECプラスの増産観測が、この日のWTI原油の圧迫要因となった。ただ、引けにかけてのWTIは58.40ドル前後の水準まで下値を切り下げる動きも見せた。
WTI原油期近6月限日足
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(CBOTコーン)
2日のシカゴコーンは、続落。シカゴコーンの中心限月7月限は、前日比3.25セント安の469.00セント。
週末のシカゴコーンは、売り買い交錯する動き中、続落した。シカゴコーンの7月限は、序盤に為替のドル安基調による割安感から477.00セントまで上昇した。しかし、その後は為替のドル高方向への戻りと米国産トウモロコシの作付け進捗の向上観測から、シカゴコーンは468.25セントまで続落した。米コーンベルトでは、来週に乾燥した天候となり作付け作業の進展から期待されている。
シカゴコーン期近7月限日足
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