(貴金属市場)
2日の金標準は、急反発。金標準の4月限は前日比153円高の1万5288円。
夜間立会の金標準4月限は、序盤にNY金の軟調地合いによって1万4992円まで下落した。しかし、その後はNY金の下げ幅縮小と為替の円安基調が支援材料となり、金標準は1万5240円台まで反発した。昨日のNY金の6月限は、為替のドル高・ユーロ安基調や米国と中国の貿易摩擦の緩和期待を背景に3209.4ドルまで下落した後、3240ドル台まで下げ幅を縮小した。
日中立会は、NY金の急反発と為替の円安基調によって、金標準は1万5316円まで上げ幅を拡大した。しかし、その後はNY金の上げ一服と為替の円高方向の戻りから、金標準は1万5231円まで上値を切り下げた。ただ、金標準の下振れは一時的な動きとなり、再びNY金が上昇すると、金標準は1万5300円台まで買い直された。
日中のNY金は3271.3ドルまで急反発している。前日の大幅下落に対する安値拾いに買いや為替のドル安・ユーロ高方向の戻りが、NY金の支援材料となっている。ただ、本日は米国の4月の雇用統計の発表が予定され、今晩のNY金は米雇用統計の結果次第となっている。金標準は、NY金の急反発と為替の円安基調によって1万5300円前後の水準まで上昇している。ただし、夜間立会ではNY金の乱高下が警戒され、金標準も相場の急変に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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