（ＮＹ貴金属）
２２日のＮＹ金は、急反落。ＮＹ金の期近６月限は前日比比５．９ドル安の３４１９．４０ドル、ＮＹ白金の期近７月限は同４．９ドル安の９６２．２ドル、ＮＹ銀の期近５月限は同３８．４セント高の３２９０．５セント。
昨日のＮＹ金は最高値を更新した後、利益確定の売りによって急反落した。ＮＹ金の６月限は、安全資産の買いによって序盤に３５０９．９ドルまで史上最高値を更新した。トランプ米政権の高関税政策による景気の先行き懸念とパウエル米ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）議長に対するトランプ米大統領の利下げ圧力を背景に、ＮＹ金は買われた。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安基調をきっかけにＮＹ金は利益確定の売りが台頭すると、米国取引時間帯に下落基調が強まり３３７９．１ドルまで崩れた。
ＮＹ白金も為替のドル高・ユーロ安基調によって続落した。ＮＹ白金の７月限は、序盤にＮＹ金の強調地合いに反応して９７９．７ドルまで上昇した。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安基調を背景にＮＹ白金は利益確定の売りが台頭して、米国取引時間帯に９５５．２ドルまで続落した。
ＮＹ金６月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金７月限日足
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（ＷＴＩ原油）※ＷＴＩ原油の中心限月を６月限に変更
２２日のＷＴＩ原油は、急反発。ＷＴＩ原油の期近６月限は前日比１．２６ドル高の６３．６７ドル、北海ブレント原油の期近６月限は同１．１８ドル安の６７．４４ドル、ＲＢＯＢガソリンの期近５月限は、同３．４３セント高の２０９．９６セント、ＮＹヒーティングオイルの期近５月限は、同３．９７セント高の２１４．８６セント。
昨日のＷＴＩ原油は、イラン産原油の供給混乱の再燃とＮＹ株価の上昇を背景に急反発した。ＷＴＩ原油の６月限は、前日の下落に対する反動で序盤から買いが先行すると６３ドル台を回復した。その後、米国取引時間帯にイラン産原油の供給混乱の再燃とＮＹ株価の上昇によって、ＷＴＩ原油は６４．３６ドルまで上値を切り上げた。この日、米国の財務省はイラン産原油・液化石油ガス（ＬＰＧ）の海外輸出を担うサイード・アサドゥーラ・エマムジョメ氏とその企業ネットワークを新たに制裁対象に指定した。この追加制裁によって米国とイランの核開発問題の交渉進展の先行きが懸念された。また、ベセント米財務長官が米国と中国の貿易戦争に対し「関税を巡る対立維持は不可能で、事態は緩和に向かう」と発言したことをきっかけに、ＮＹ株価が上昇してＷＴＩ原油も買われた。しかし、高値をつけてからのＷＴＩ原油は上げ一服の展開となり、引けにかけて６３．５０ドル前後の水準まで上げ幅を縮小した。
ＷＴＩ原油期近６月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
２２日のシカゴコーンは、続落。シカゴコーンの中心限月７月限は、前日比６．７５セント安の４８３．２５セント。
昨日のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの天候リスクの後退によって続落した。シカゴコーンの７月限は、序盤から売りが先行した。２１日の引け後に発表された米国産トウモロコシの作付け進捗率が、全体で１２％となり前年比１１％や過去５年平均１０％を上回った。その後、米コーンベルトの天候リスクの後退観測が台頭すると、シカゴコーンは売り圧力が強まり４８２．５０セントまで続落した。コモディティー・ウェザー・グループによる今後の１６～３０日間予報で、米コーンベルトの降雨は限定的になるとみられ、作付けペースの進捗率が向上すると予想されている。
シカゴコーン期近７月限日足
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