（貴金属市場）
２１日の金標準は、５営業日連続の上昇。金標準の中心限月２月限は前週末比６６円高の１万５４１６円。
先週末の夜間立会の金標準２月限は、ＮＹ金が休場となっている中、１万５２８２円まで下落した後、１万５３５２円まで上昇した。ただ、夜間立会の引けにかけては１万５３４０円前後の水準まで売り直された。
日中立会は、為替が円高方向に進む中、休場明けのＮＹ金が３３９０ドル台まで急伸すると、金標準は１万５４０８円まで続伸した。しかし、その後はＮＹ金の上昇が一服したことで、金標準は１万５３４８円まで上値を切り下げた。ただ、引けにかけては、ＮＹ金が３４０１ドル台まで上昇して、金標準は１万５４２４円まで上げ幅を拡大した。
日中のＮＹ金は、為替のドル安・ユーロ高基調によって３４０３．３ドルまで最高値を更新している。引き続き、トランプ米政権の相互関税に対するドル離れの動きが根強いことから、休場明けのＮＹ金は急騰している。また、トランプ米大統領がパウエル米ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）議長の解任を検討していると報じられていることも、ドル安要因となっている。ＮＹ金は、３４０３ドル台まで上昇しているが、３４００ドルは通過点となり、目先は３５００ドルを目指す動きになると見たい。金標準もＮＹ金の急騰に反応して１万５４１２４円まで続伸ている。まだ、ＮＹ金の強調地合いが予想されていることから、金標準も最高値を試す動きになると見たい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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