(NY貴金属)
17日のNY金は、3営業日ぶりの反落。NY金の期近6月限は前日比18.0ドル安の3328.4ドル、NY白金の期近7月限は同3.1ドル安の977.0ドル、NY銀の期近5月限は同51.0セント安の3247.0セント。
昨日のNY金は最高値を更新した後、利益確定の売りによって反落した。NY金の6月限は、前日からの強調地合いを維持して序盤に3371.9ドルまで最高値を更新した。しかし、その後は18日から週明けまでの休場を控えた利益確定の売りが台頭すると、NY金は下落基調となり米国取引時間帯に3296.4ドルまで崩れた。下落局面では、為替のドル高・ユーロ安基調が、NY金の圧迫要因となった。ただ、NY金の3300ドル割れは一時的な動きとなり、引けにかけては安全資産としての買いが根強いことで、3341ドル台まで買い戻された。18日のNY金は、グッドフライデー(聖金曜日)に伴い時間外の電子取引を含め全休となっている。
NY白金も、NY金と同様に利益確定の売りによって8営業日ぶりに反落した。NY白金の7月限は、18日から週明けまでの休場を控えた利益確定の売りが台頭して序盤から売りが先行した。その後、為替のドル高・ユーロ安基調がNY白金の圧迫要因になると、米国取引時間帯に959.0ドルまで崩れた。しかし、安値をつけてからのNY白金は、為替のドル高・ユーロ安基調が一服すると、出直りの動きとなり、引けにかけて977ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。NY白金も、18日は時間外の電子取引を含め全休となっている。
NY金6月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金7月限日足
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(WTI原油)
17日のWTI原油は、大幅続伸。WTI原油の期近5月限は前日比2.21ドル高の64.68ドル、北海ブレント原油の期近5月限は同2.11ドル高の67.96ドル、RBOBガソリンの期近5月限は、同5.54セント高の209.88セント、NYヒーティングオイルの期近5月限は、同3.69セント高の215.23セント。
昨日のWTI原油は、引き続き需給の引き締まり観測を背景に大幅続伸した。WTI原油の5月限は、序盤から買いが先行すると、ほぼ一本調子に上昇して64.86ドルまで上値を切り上げた。引き続き、トランプ米政権のイランへの追加制裁によって、需給の引き締まり観測が高まった。16日にトランプ米政権は、イラン産原油を調達したとして中国山東省の製油所の運営企業を制裁対象に指定したと発表した。同製油所はイラン産原油の主要な輸出先の一つとなっており、イラン産原油の供給混乱から需給の引き締まりが警戒されている。また、OPECの生産調整もWTI原油の支援材料となった。OPECの取り決めによる生産枠を超えて原油を生産していたイラクやカザフスタンは、生産枠の超過分を減産で埋め合わせする計画をOPECに提出した。減産規模は、月間ベースで日量最大52万バレルになるとされている。しかし、高値をつけてからのWTI原油は上げ一服の展開となり、引けにかけては64.40ドル前後の水準まで上値を切り下げた。18日のWTI原油も、グッドフライデー(聖金曜日)に伴い時間外の電子取引を含め全休となっている。
WTI原油期近5月限日足
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(CBOTコーン)
17日のシカゴコーンは、反落。シカゴコーンの中心限月5月限は、前日比2.00セント安の4824.25セント。
昨日のシカゴコーンは、利益確定の売りによって反落した。シカゴコーンの5月限は、米国産トウモロコシの作付け遅れが、引き続き支援材料となり486.50セントまで上昇した。しかし、その後は為替のドル高基調や3連休を控えた利益確定の売りによって、シカゴコーンは481.50セントまで反落した。18日のシカゴコーンも、グッドフライデー(聖金曜日)に伴い休場となっている。
シカゴコーン期近5月限日足
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