(貴金属市場)
16日の金標準は、大幅続伸。金標準の中心限月2月限は前日比187円高の1万5137円。
夜間立会の金標準2月限は、序盤にNY金の強調地合いによって1万4965円まで続伸した。しかし、その後はNY金の上げ一服と為替の円高方向の動きから、金標準は1万4834円まで下落した。ただ、金標準の下振れは一時的な動きとなり、夜間立会の引けにかけてはNY金が再び上昇基調に戻り、金標準は1万4960円前後の水準まで買い直された。昨日のNY金の6月限は、3248ドル台まで反発した後、3235ドル台まで上値を切り下げた。ただ、その後のNY金は米国と中国の貿易戦争の激化懸念から安全資産の金に買いが集まり、引けにかけて3250.9ドルまで上昇した。
日中立会は、NY金が序盤から急伸する動きとなり、金標準は上げ幅を拡大する動きとなった。その後、NY金が2025年4月11日の高値3263.0ドルを上抜けして3309ドル台まで急騰すると、金標準は1万5157円まで大幅続伸した。
日中のNY金は、引き続き安全資産として買われる動きとなり、3311.7ドルまで急騰している。再び、最高値を更新する動きとなり、今後は3350ドルを目指す動きになるか注目される。金標準は、日中に1万5150円まで急伸している。まだ、NY金が強調地合いを継続していることから、目先の金標準は2025年4月1日の高値1万5253円を試す動きになると見たい。ただし、現在は為替が円高方向に進んでいるので、円高要因による下振れに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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