(貴金属市場)
14日の金標準は、3営業日ぶりに反落。金標準の中心限月2月限は前週末比53円安の1万4877円。
先週末の夜間立会の金標準2月限は、序盤にNY金の軟調地合いによって1万4785円まで下落した。しかし、その後はNY金が強調地合いになると金標準は為替の円安方向の動きもあって1万5074円まで上昇した。NY金の6月限は、序盤に3193ドル台まで下落した後、安全資産の買いによって3263.0ドルまで最高値を更新した。
週明けの金標準は、為替の円高基調を背景に1万4834円まで売り直された。しかし、その後は為替の円高基調の一服とNY金の強調地合いによって、金標準は1万4967円まで戻した。ただ、1万4960円台まで戻してからの金標準は、NY金が高値圏から崩れると、1万4870円台まで下落した。
日中のNY金は、3261ドル台まで上昇した後、3237ドル台まで上値を切り下げている。先週末に最高値を更新してから上げ一服の動きとなっているが、米国と中国の貿易戦争の激化懸念に対する安全資産の買いが根強く下振れも限定的となっている。金標準は、為替の円高要因で1万4900円割れの水準まで下落している。ただ、NY金が強調地合いを維持しているので、金標準は下押し局面では買い拾われる動きが続くと見たい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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