(貴金属市場)
7日の金標準は、暴落。金標準の中心限月2月限は前日比444円安の1万4212円。
先週末の夜間立会の金標準2月限は、序盤にNY金の上昇によって1万4695円まで反発した。しかし、金標準の反発は一時的な動きによって、その後はNY金の値崩れと為替の円高基調を背景に、金標準は1万4235円まで続落した。NY金の6月限は、引き続き世界的な株価の下落による換金目的の売りによって3032.7ドルまで下値を切り下げた。
日中立会は、序盤にNY金が3000ドル割れまで急落して為替が1ドル=145円台前半まで円高に進むと、金標準は1万4015円まで下げ幅を拡大した。しかし、安値をつけてからは、NY金が3080ドル前後まで反発して為替が円安方向戻したことで、金標準は1万4475円まで下値を切り上げた。ただ、その後はNY金が3040ドル前後まで上げ幅を縮小して、金標準は1万4203円まで売り直された。
日中のNY金は2985ドルまで下落した後、3084.4ドルまで反発するなど乱高下している。トランプ米政権の相互関税による景気先行き懸念による売りと、安全資産の買いが交錯する動きとなり、値動きの荒い展開となっている。ただ、3000ドル割れから急速な戻りを見せていることを踏まえると、安全資産の買いが根強くNY金の反発が予想される。金標準は、為替の円高要因もあって1万4015円まで下振れしたが、NY金の急速な戻りから夜間立会の金標準は下げ一服の動きになるとみたい。ただし、為替の円高の動きは注意が必要。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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