(貴金属市場)
4日の金標準は、大幅続落。金標準の中心限月2月限は前日比214円安の1万4656円。
夜間立会の金標準2月限は、序盤にNY金の値崩れと為替の円高基調を背景に1万4426円まで大幅続落した。しかし、安値をつけてからの金標準は、NY金の下げ幅縮小の動きによって1万4780円前後の水準まで下値を切り上げた。NY金の6月限は、利益確定や換金目的の売りによって3073.5ドルまで崩れたが、その後は安全資産の買いによって3150ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。
日中立会は、引き続きNY金の軟調地合いと為替の円高基調によって、金標準は1万4571円まで売り直された。しかし、1万4571円まで売られた後の金標準は、為替の円安方向の戻りから1万4685円まで下げ幅を縮小した。ただ、日中立会の引けにかけては、1万4650円前後の水準まで下落した。
日中のNY金は、引き続き、利益確定と換金売りにが圧迫要因となり3108.3ドルまで続落している。トランプ米政権の相互関税の導入によって貿易摩擦の激化が警戒され、世界的な株価の下落に対する損失を補う資金確保のため、金の換金する動きが続いている。今晩は米国の3月雇用統計の発表が予定されている。材料視されるか不透明な状況となっているが、NY金の乱高下に注意したい。金標準はNY金の軟調地合いと為替の円高基調によって連日の大幅続落している。まだ、下振れが警戒されることから、相場が落ち着くまで臨機応変に見て行きたい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
フジトミ証券の投資助言サービスでは、商品や株価指数、FXを中心に売買のフォローアップを行っています。
【投資助言サービスについて】https://www.fujitomi.co.jp/advice/
【ツイッター】https://twitter.com/@tazawa_fujitomi