（ＮＹ貴金属）
２日のＮＹ金は、急反発。ＮＹ金の期近６月限は前日比２０．２ドル高の３１６６．２ドル、ＮＹ白金の期近４月限は同９.４ドル安の９９５．２ドル、ＮＹ銀の期近５月限は同３４．１セント高の３４６５．０セント。
昨日のＮＹ金は、トランプ米大統領による相互関税の発表後に３２０１．６ドルまで最高値を更新した。ＮＹ金の６月限は、序盤に３１３５．７ドルまで下落した。しかし、その後のＮＹ金は安全資産の買いが根強いことから３１７７ドル台まで反発した。トランプ米政権の高関税政策による景気先行き懸念から、安全資産として金が買い進まれた。そして、トランプ米大統領が相互関税を発表した後、ＮＹ金は３２０１．６ドルまで急伸して最高値を更新した。相互関税は、全輸入品に一律１０％の関税を賦課とした。また、国や地域別に算出した関税率を上乗せするとして、日本の上乗せ関税率は２４％となっている。
一方、ＮＹ白金は売り買い交錯する動きの中、清算値ベースで続落した。ＮＹ白金の７月限は、前日から下落基調を維持すると９９０．０ドルまで続落した。しかし、安値をつけてからのＮＹ白金は、ＮＹ金の急伸に反応して、引け前に１０１２．１ドルまで上昇した。
ＮＹ金６月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金７月限日足
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（ＷＴＩ原油）
２日のＷＴＩ原油は、反発。ＷＴＩ原油の期近５月限は前日比０．５１ドル高の７１．７１ドル、北海ブレント原油の期近５月限は同０．４６ドル高の７４．９５ドル、ＲＢＯＢガソリンの期近５月限は、同２．８５セント高の２３３．１０セント、ＮＹヒーティングオイルの期近５月限は、同３．３１セント高の２３２．２０セント。
昨日のＷＴＩ原油は、為替のドル安基調を背景に反発した。ＷＴＩ原油の５月限は、序盤にトランプ米政権の高関税政策による景気減速からエネルギー需要の鈍化が連想され、７０．６０ドル台まで下落した。しかし、その後のＷＴＩ原油は、為替のドル安基調による割安感から出直りの動きとなった。そして、トランプ米大統領による相互関税の発表後に、為替のドル安・ユーロ高基調が一段と進むと、ＷＴＩ原油は７２．２８ドルまで上昇して直近の高値を更新した。ただ、ＷＴＩ原油の７２．２０ドル台まで上昇は一時的な動きとなり、引けにかけては再び景気の減速懸念によるエネルギー需要の鈍化が警戒され、ＷＴＩ原油は７０．５９ドルまで崩れた。
ＷＴＩ原油期近５月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
２日のシカゴコーンは、４営業日ぶりに反落。シカゴコーンの中心限月５月限は、前日比４．００セント安の４５７．７５セント。
昨日のシカゴコーンは、トランプ米政権の高関税政策による貿易摩擦の激化を警戒した動きによって反落した。シカゴコーンの５月限は、序盤から売りが先行して４５４．００セントまで下落した。トランプ米大統領による相互関税の発表によって、貿易相手国から米国産穀物への報復措置が警戒され、シカゴコーンは売られた。しかし、その後は米国産トウモロコシの天候リスクが支援材料となり、シカゴコーンは引けにかけて４５８セント前後の水準まで下げ幅を縮小した。米コーンベルトで激しい雷雨による作付けの遅れが懸念されている。
シカゴコーン期近５月限日足
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