（ＮＹ貴金属）
１日のＮＹ金は、４営業日ぶりに反落。ＮＹ金の期近６月限は前日比４．３ドル安の３１４６．０ドル、ＮＹ白金の期近４月限は同２２．９ドル安の１００４．６ドル、ＮＹ銀の期近５月限は同３０．２セント安の３４３０．９セント。
昨日のＮＹ金は、最高値を更新した後、持ち高調整や利益確定の売りによって反落した。ＮＹ金の６月限は、序盤に安全資産の買いによって３１７７．０ドルまで上昇して、４営業日連続で最高値を更新した。２日に発表予定となっているトランプ米政権の相互関税による景気先行き不安から、この日も安全資産の金に買いが集まった。しかし、その後は、連日の最高値を更新していることから持ち高調整と利益確定の売りが台頭すると、ＮＹ金は米国取引時間帯に３１３０．５ドルまで崩れた。ただ、ＮＹ金の３１３０ドル台まで下振れは一時的な動きとなり、引けにかけては再び安全資産の買いによって３１５０ドル前後の水準まで下値を切り上げた。
ＮＹ白金は、為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって急反落した。ＮＹ白金の７月限は、序盤にＮＹ金の上昇と為替のドル安・ユーロ高基調を背景に１０３１．５ドルまで上昇した。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安基調をきっかけにＮＹ白金は下落基調に転換すると、米国取引時間帯に１００３．３ドルまで急反落した。下落局面では、前日の急反発に対する利益確定の売りやＮＹ金の値崩れも、ＮＹ白金の圧迫要因となった。ただ、安値をつけてからのＮＹ白金は、下げ一服の展開から引けにかけて１００７ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。
ＮＹ金６月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金７月限日足
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（ＷＴＩ原油）
１日のＷＴＩ原油は、反落。ＷＴＩ原油の期近５月限は前日比０．２８ドル安の７１．２０ドル、北海ブレント原油の期近５月限は同０．２８ドル安の７４．４９ドル、ＲＢＯＢガソリンの期近５月限は、同１．１８セント高の２３０．２５セント、ＮＹヒーティングオイルの期近５月限は、同０．９５セント高の２２８．８９セント。
昨日のＷＴＩ原油は、景気の減速懸念からエネルギー需要の後退を警戒した動きによって反落した。ＷＴＩ原油の５月限は、引き続きロシアとイラン産原油の供給不安が支援材料となり７２．１０ドルまで上昇した。しかし、その後はトランプ米政権の高関税政策や弱気な米経済指標から、景気の減速懸念からエネルギー需要の後退が警戒され、ＷＴＩ原油は７１．０３ドルまで崩れた。２日に発表予定となっているトランプ米政権の相互関税によって、相手国との貿易摩擦の激化懸念から景気の先行き不安が高まっている。また、この日発表された３月の米ＩＳＭ製造業購買担当者景況指数（ＰＭＩ）が、４９．０となり前月の５０．３と市場予想の４９．５を下回った。
ＷＴＩ原油期近５月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
１日のシカゴコーンは、３営業日連続で上昇。シカゴコーンの中心限月５月限は、前日比４．５０セント高の４６１．７５セント。
昨日のシカゴコーンは、米国の天候リスクを背景に続伸した。シカゴコーンの５月限は、序盤に連日の上昇に対する反動で４５４．００セントまで下落した。しかし、その後は米国の天候リスクを警戒する動きから、シカゴコーンは上昇基調に転換して４６５．００セントまで続伸した。来週、米国のデルタ地域とオハイオ地域に降雨が予報され、米国産トウモロコシの作付け遅れが懸念された。また、雨量によって大規模な洪水につながる恐れがあるとされている。ただ、高値をつけてからのシカゴコーンは、上げ一服と為替のドル高基調を背景に、引けにかけて４６０セント台まで上げ幅を縮小した。
シカゴコーン期近５月限日足
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