（ＮＹ貴金属）※中心限月の変更（ＮＹ金は６月限、ＮＹ白金は７月限）
２８日のＮＹ金は、大幅続伸。ＮＹ金の期近６月限は前日比２３．４ドル高の３１１４．３ドル、ＮＹ白金の期近４月限は同４．５ドル安の９９６．１ドル、ＮＹ銀の期近５月限は同２６．９セント安の３４８１．４セント。
週末のＮＹ金は、引き続き安全資産の買いによって大幅続伸した。ＮＹ金の６月限は、序盤から買いが先行して３１２４．４ドルまで最高値を更新した。トランプ米政権による高関税政策が、世界的な貿易摩擦を激化させ、景気の先行き不安が根強く安全資産として金に買いが集まった。しかし、最高値を更新してからは為替のドル高・ユーロ安基調をきっかけに、ＮＹ金は上値を切り下げる展開となり、米国取引時間帯に３１１０ドル前後の水準まで上値を切り下げた。ただ、ＮＹ金の下振れは一時的な動きとなり、引けにかけては再び安全資産の買いによって３１１８ドル台まで買い直された。
一方、ＮＹ白金は需要の後退懸念によって反落した。ＮＹ白金の７月限は、序盤にＮＹ金の強調地合いに反応して１０１２．０ドルまで上昇した。しかし、その後は弱気な米国の経済指標の発表を受けて、米景気の先行き不安から白金需要の後退が懸念され、ＮＹ白金は９８７．３ドルまで下落した。この日発表された３月のミシガン大学消費者信頼感指数が、５７．０となり、市場予想と前回の５７．９を下回り３か月連続で悪化した。ただし、安値をつけてからのＮＹ白金は、為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となり、引けにかけて９９８ドル台まで下げ幅を縮小した。
ＮＹ金４月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金４月限日足
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（ＷＴＩ原油）
２８日のＷＴＩ原油は、３営業日ぶりに反落。ＷＴＩ原油の期近５月限は前日比０．５６ドル安の６９．３６ドル、北海ブレント原油の期近５月限は同０．４０ドル安の７３．６３ドル、ＲＢＯＢガソリンの期近４月限は、同１．１７セント安の２２３．４７セント、ＮＹヒーティングオイルの期近４月限は、同２．３８セント安の２２６．０９セント。
週末のＷＴＩ原油は、景気先行き懸念と利益確定の売りによって反落した。ＷＴＩ原油の５月限は、序盤に前日までの上昇基調を維持して９７．０９ドルまで上昇した。しかし、その後は今週７０ドル台の大台まで上昇したことによる利益確定の売りと景気先行き懸念から、ＷＴＩ原油は下落基調に転換すると６８．８７ドルまで崩れた。
ＷＴＩ原油期近５月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
２８日のシカゴコーンは、４営業日ぶりに反発。シカゴコーンの中心限月５月限は、前日比３．２５セント高の４５３．２５セント。
週末のシカゴコーンは、為替のドル安基調と安値拾いの買いによって反発した。シカゴコーンの５月限は、序盤から売りが先行して４４２．００セントまで直近の安値を更新した。引き続き、３１日に発表される米国産トウモロコシの作付け意向面積が前年より拡大される見通しがシカゴコーンの圧迫要因となった。しかし、安値をつけてからのシカゴコーンは、為替のドル安基調と安値拾いの買いによって４５４．００セントまで反発した。
シカゴコーン期近５月限日足
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