(貴金属市場)
28日の金標準は、急騰。金標準の中心限月2月限は前日比274円高の1万5013円。
夜間立会の金標準2月限は、NY金の強調地合いと為替の円安基調によって1万4929円まで上値を切り上げた。NY金の6月限は、安全資産としての買いが集まり3102.2ドルまで最高値を更新した。
日中立会は、序盤に為替の円高方向の動きによって、金標準は1万4891円まで上げ幅を縮小した。しかし、その後はNY金が再び最高値を更新すると、金標準は1万5000円台まで取引水準を上げて1万5018円まで史上最高値を更新した。
NY金の6月限は、前日からの強調地合いを維持して3121.9ドルまで最高値を更新している。トランプ米政権の高関税政策によって世界的な貿易摩擦の激化が懸念され、引き続き安全資産の金は買い進まれている。ただ、今晩は米国の個人消費支出(PCE)物価指数の発表が予定されている。米PCEは、インフレ指標として注目される経済指標となっているので、米PCE物価指数の発表後の相場の急変に注意したい。金標準は、本日1万5000円の大台まで上昇している。ただ、連日の高値更新による過熱感が出ている事や米PCE物価指数の発表後のNY金相場の急変が警戒されることから、夜間立会での金標準の乱高下に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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