（ＮＹ貴金属）
１９日のＮＹ金は、続伸。ＮＹ金の期近４月限は前日比０．４ドル高の３０４１.２ドル、ＮＹ白金の期近４月限は同１４．０ドル安の１００９．４ドル、ＮＹ銀の期近５月限は同６１．３セント安の３４２０．５セント。
昨日のＮＹ金は、引き続き安全資産の買いによって最高値を更新した。ＮＹ金の４月限は、序盤に３０５２．４ドルまで上昇した。しかし、その後は米ＦＯＭＣ（連邦公開市場委員会）を控えた持ち高調整の動きから、ＮＹ金は３０３１．３ドルまで上値を切り下げた。ただ、ＮＹ金の下振れは一時的な動きとなり、引き続き安全資産の金に買いが集まると、ＮＹ金は３０６１．６ドルまで史上最高値を更新した。この日もトランプ政権の高関税政策による景気先行き懸と中東情勢の悪化を警戒した動きから、安全資産の金に買いが集まった。また、米ＦＯＭＣの声明後に、米長期金利が低下したことも、ＮＹ金の支援材料となった。
一方、ＮＹ白金は為替のドル高・ユーロ安基調を背景に続落した。ＮＹ白金の４月限は、序盤から売りが先行した。その後、欧州取引時間帯から為替がドル高・ユーロ安基調に進むと、ＮＹ白金は１０００．７ドルまで続落した。ただ、安値をつけてからのＮＹ白金は下げ一服の動きから、引けにかけて１０１０ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。
ＮＹ金４月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金４月限日足
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（ＷＴＩ原油）
１９日のＷＴＩ原油は、反発。ＷＴＩ原油の期近４月限は前日比０．２６ドル高の６７．１６ドル、北海ブレント原油の期近５月限は同０．２２ドル高の７０．７８ドル、ＲＢＯＢガソリンの期近４月限は、同０．１２セント高の２１６．９６セント、ＮＹヒーティングオイルの期近４月限は、同３．７４セント高の２２３．１９セント。
昨日のＷＴＩ原油は、米国の石油在庫の減少を背景に反発した。ＷＴＩ原油の４月限は、前日からの軟調地合いを維持すると、欧州取引時間帯に６６．２１ドルまで下落した。しかし、安値をつけてからのＷＴＩ原油は安値拾いの買いが台頭すると反発に転じ、その後は米国の石油製品在庫の減少による需給の引き締まり観測が広がり、ＷＴＩ原油は６７．６３ドルまで上昇した。この日発表されたＥＩＡ（米エネルギー情報局）による週間在庫統計で、原油在庫は前週比１７０万バレル増となり、市場予想の５０万バレル増を上回る在庫の増加となった。ただ、ガソリン在庫は同５０万バレル減、中間留分在庫は同２８０万バレル減となり、原油在庫の増加幅より大幅な取り崩しとなったことで、需給の引き締まり観測が台頭した。
ＷＴＩ原油期近４月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
１９日のシカゴコーンは、反発。シカゴコーンの中心限月５月限は、前日比３．２５セント高の４６２．００セント。
昨日のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの輸出需要の拡大期待から反発した。シカゴコーンの５月限は、前日の安値からの戻り基調を維持すると序盤から買いが先行した。その後、米国産トウモロコシの輸出需要の拡大期待から、シカゴコーンは４６３．００セントまで反発した。この日トルコ政府は、動物飼料用トウモロコシの輸入割り当てを１００万トンに設定したと発表した。これにより米国産トウモロコシの輸出需要の拡大が期待された。
シカゴコーン期近５月限日足
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