(貴金属市場)
19日の金標準は、大幅続伸。金標準の中心限月2月限は前日比130円高の1万4730円。
夜間立会の金標準2月限は、序盤からNY金の強調地合いに反応して1万4706円まで続伸した。しかし、高値をつけてからの金標準は、NY金の上げ一服と為替の円高方向の動きによって1万4610円台まで上げ幅を縮小した。ただ、。夜間立会の引けにかけては、再び買われ1万4640円前後の水準まで戻した。NY金の4月限は、中東情勢の悪化懸念と景気の先行き不透明な状況から安全資産の金に買いが集まり、3047.5ドルまで最高値を更新した。
日中立会は、NY金の強調地合いと為替の円安基調を背景に、金標準は1万4736円まで最高値を更新した。
日中のNY金は、引き続き安全資産の買いによって3052.4ドルまで高値を更新している。今晩は、米国のFOMC(連邦公開市場委員会)が予定されている。ただ、今回の米FOMCでは政策金利は据え置かれる見方が強い。よって、NY金は米FOMCの声明後に開催されるパウエル米FRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見の内容次第となっている。しかし、NY金は安全資産として連日買い進まれていることから、パウエFRB議長の会見で下振れしても、買い拾われる動きが予想される。金標準は、連日の最高値更新によって過熱感による調整安が警戒される。ただ、NY金が強調地合いを継続していることから、金標準も下振れ局面では買い拾わる動きが続くと見たい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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