(貴金属市場)
18日の金標準は、急伸。金標準の中心限月2月限は前日比189円高の1万4600円。
夜間立会の金標準12月限は、序盤に1万4353円まで下落したが、その後はNY金の強調地合いと為替の円安基調を背景に1万4468円まで続伸した。NY金の4月限は、2991ドル台まで下振れした後、安全資産の買いと為替のドル安・ユーロ高基調によって3010.9ドルまで上昇した。
日中立会は、NY金の上値水準の切り上げと為替の円安基調によって、金標準は急伸して1万4603円まで最高値を更新した。
日中のNY金は、中東情勢の悪化を警戒した動きによって3026.2ドルまで史上最高値を更新している。18日未明(日本時間午前)にイスラエル軍が、パレスチナ自治区ガザを空爆した。今回の空爆は、1月の停戦以降で最も激しい攻撃となり、停戦が終了するとの見方が広がっている。金標準もNY金の強調地合いと為替の円安基調によって2025年2月13日の高値1万4522円を上抜けして最高値を更新している。連日の上昇による高値警戒はあるものの、まだNY金の強調地合いは続いていることから金標準は高値圏での動きが予想される。明日は、日銀の政策金利の発表と米国のFOMC(連邦公開市場委員会)が予定されているが、地政学的リスクと景気先行き懸念から安全資産の買いが入りやすい状況が続いている。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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