(貴金属市場)
13日の金標準は、大幅続伸。金標準の中心限月2月限は前日比91円高の1万4054円。
夜間立会の金標準12月限は、NY金の強調地合いと為替の円安方向の動きによって1万4104円まで大幅続伸した。NY金の4月限は、トランプ政権の高関税政策による景気先行き懸念が根強いことで安全資産として金に買いが集まり、2948.9ドルまで上昇した。
日中立会は、NY金が2950ドル台まで続伸して、金標準は1万4137円まで上げ幅を拡大した。しかし、その後はNY金の上げ幅縮小と為替が円高基調に進み、金標準は1万4039円まで上値を切り下げた。ただし、日中立会の引けにかけてはNY金の下げ一服の動きによって、金標準は1万4054円まで戻した。
日中立会のNY金は、2956.0ドルまで続伸している。引き続き、トランプ政権の高関税政策による景気先行き懸念から、安全資産として金が買い進まれている。今晩も米国の2月の生産者物価指数(PPI)の発表が予定されているが、NY金は下振れした場合は、積極的に買い拾われる動きになるとみたい。金標準は、日中の為替の円高基調が圧迫要因となり上値を切り下げている。まだ、米ドル/円相場の不安定な動きによって、NY金の上昇に対して為替の円高基調で上値を抑えられる動きが警戒される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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