（貴金属市場）
１１日の金標準は、急反落。金標準の中心限月２月限は前日比１０７円安の１万３８１６円。
夜間立会の金標準１２月限は、ＮＹ金の軟調地合いと為替の円高基調を背景に１万３７４３円まで急落した。ＮＹ金の４月限は、利益確定の売りによって２８８５．２ドルまで崩れた。
日中立会は、序盤にＮＹ金が２８８３．５ドルまで続落すると、金標準は為替の円高基調もあって１万３６７３円まで売り込まれた。しかし、その後はＮＹ金の下げ一服と為替の円安方向の戻りによって、金標準は１万３８２０円前後の水準まで下げ幅を縮小した。
日中のＮＹ金は、２８８３．５ドルまで続落した後、２９０６ドル台まで反発している。今晩のＮＹ金は、明日の米国の２月の消費者物価指数（ＣＰＩ）の発表を控え持ち高調整の動きによる乱高下が警戒される。ただし、ＮＹ金は２９００ドルを割れると、米国の景気先行き懸念が根強いことから安全資産として買い拾われる動きが続いている。金標準は、１万３６７３円まで崩れた後、ＮＹ金の出直りの動きによって戻り基調となっている。ただし、米ドル／円相場が不安定な動きを継続していることから、円高要因での下振れに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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