(NY貴金属)
6日のNY金は、小幅続伸。NY金の期近4月限は前日比0.6ドル高の2926.6ドル、NY白金の期近4月限は同4.9ドル高の979.7ドル、NY銀の期近3月限は同20.4セント高の3333.8セント。
昨日のNY金は、売り買い交錯する動きの中、清算値ベースで小幅続伸した。NY金の4月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高基調を背景に2935.9ドルまで続伸した。しかし、高値をつけてからのNY金は、7日に発表される米国の2月雇用統計を控えた持ち高調整と利益確定の売りによって、欧州取引時間帯に2897.6ドルまで下落した。ただ、NY金の2900ドル割れの動きは一時的となり、その後は安値拾いの買いによって2929ドル台まで反発した。引けにかけてのNY金は、売り買いが交錯する動きから2918ドル台まで上値を切り下げた。
NY白金は、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に4営業日連続で上昇した。NY白金の4月限は、連日の上昇に対する利益確定の売りによって、欧州取引時間帯に966.8ドルまで売られた。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料になると、NY白金は989.2ドルまで続伸した。ただ高値をつけてからのNY白金は、為替のドル安・ユーロ高基調が一服したことで、引けにかけて980ドル前後の水準まで上値を切り下げた。
NY金4月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金4月限日足
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(WTI原油)
6日のWTI原油は、小幅反発。WTI原油の期近4月限は前日比0.05ドル高の66.36ドル、北海ブレント原油の期近5月限は同0.16ドル高の69.46ドル、RBOBガソリンの期近4月限は、同3.58セント安の210.12セント、NYヒーティングオイルの期近3月限は、同1.70セント安の222.38セント。
昨日のWTI原油は、安値拾いの買いによって小幅反発した。WTI原油の4月限は、前日の安値をつけてからの戻り基調を維持すると、67.09ドルまで反発した。しかし、その後は、OPECプラスによる4月からの自主減産幅の縮小方針とトランプ米政権の高関税政策に対するエネルギー需要の鈍化懸念を背景に65.59ドルまで崩れた。ただ、65.50ドル台まで下落してからのWTI原油は、前日と同様に安値拾いと為替のドル安基調による割安感から買い拾われる動きとなり、引けにかけて66.30ドル台前後の水準まで戻した。
WTI原油期近4月限日足
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(CBOTコーン)
6日のシカゴコーンは、大幅続伸。シカゴコーンの中心限月5月限は、前日比8.25セント高の464.00セント。
昨日のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの輸出需要の低下リスクが後退したことで、一時473.50セントまで急伸した。シカゴコーンの5月限は、前日からの上昇基調を維持すると、米国取引時間帯に473.50セントまで急伸した。トランプ米政権は、4日にメキシコとカナダからの輸入品に課した25%の関税について、「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の対象となる輸入品には、1か月間の関税免除を表明した。このカナダとメキシコへの関税の軽減によって、両国の報復措置による米国産トウモロコシの輸出需要の低下リスクが後退した。しかし、シカゴコーンの473セント台までの上昇は一時的な動きとなり、引けにかけては463セント台まで上値を切り下げた。
シカゴコーン期近5月限日足
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