（ＮＹ貴金属）
２６日のＮＹ金は、反発。ＮＹ金の期近４月限は前日比１１．８ドル高の２９３０．６ドル、ＮＹ白金の期近４月限は同７．２ドル高の９７６．６ドル、ＮＹ銀の期近３月限は同４４．６セント高の３２２７．２セント。
昨日のＮＹ金は、売り買い交錯する中、反発した。ＮＹ金の４月限は、前日の急落に対する反動で序盤に２９４２．０ドルまで上昇した。前日に利益確定の売りによってＮＹ金は、２８９７．０ドルまで急落した後、安値拾いの買いによって戻り基調となっていた。しかし、ＮＹ金の２９４０ドル台までの上昇は一時的な動きとなり、その後は再び利益確定や換金目的の売りによって２９０３．３ドルまで下落した。ただ、ＮＹ金の下振れも限定的となり、引けにかけては安全資産の買いが根強く２９３１ドル台まで買い直された。
ＮＹ白金は為替のドル安・ユーロ高基調を背景に一時９５９ドル台まで反発した。ＮＹ白金の４月限は、安値拾いの買いによって序盤から買いが先行した。その後、為替のドル安・ユーロ高基調がＮＹ白金の支援材料になると、米国取引時間帯に９９５．９ドルまで上昇した。ただ、高値をつけてからのＮＹ白金は、為替がドル高・ユーロ安方向に戻ると、引けにかけて９７５ドル前後の水準まで上値を切り下げた。
ＮＹ金４月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金４月限日足
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（ＷＴＩ原油）
２６日のＷＴＩ原油は、続落。ＷＴＩ原油の期近４月限は前日比０．３１ドル安の６８．６２ドル、北海ブレント原油の期近４月限は同０．４９ドル安の７２．５３ドル、ＲＢＯＢガソリンの期近３月限は、同１．８４セント安の１９４．８９セント、ＮＹヒーティングオイルの期近３月限は、同４．６０セント安の２３４．４３セント。
昨日のＷＴＩ原油は、引き続き需要の緩みが圧迫要因となり続落した。ＷＴＩ原油の４月限は、前日の急反落に対する反動で序盤に６９．２８ドルまで上昇した。しかし、その後は景気先行き懸念と米国の石油在庫の積み増しを背景に、ＷＴＩ原油は６８．３６ドルまで続落して直近の安値を更新した。トランプ米政権の高関税政策によって、世界的な景気先行き懸念からエネルギー需要の鈍化が警戒されている。また、この日発表されたＥＩＡ（米エネルギー情報局）による週間在庫統計で、原油在庫は前週比２３０万バレル減となったが、ガソリン在庫が同４０万バレル増、中間留分在庫は同３９０万バレル増となった。この原油在庫の減少幅より、石油製品在庫の増加幅が上回ったことよって、米国内の需給の緩みがＷＴＩ原油の圧迫要因となった。ただ、安値を更新してからのＷＴＩ原油は下げ一服の展開となり、引けにかけて６８．６０ドル台まで下げ幅を縮小した。
ＷＴＩ原油期近４月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
２６日のシカゴコーンは、４営業日連続の下落。シカゴコーンの中心限月５月限は、前日比０．７５セント安の４９３．５０セント。
昨日のシカゴコーンは、売り買い交錯する動きの中、続落した。シカゴコーンの５月限は、連日の下落に対する持ち高調整の買い戻しによって５００．００セントまで上昇した。しかし、その後は再び下落基調に戻ると４９２．２５セントまで売られた。２７日から開催される米国の年次アウトルック・フォーラム （農産物展望会議）で、大豆からトウモロコシへのシフトが見込まれている。このトウモロコシの作付け面積の拡大が予想が、連日のシカゴコーンの圧迫要因となっている。
シカゴコーン期近５月限日足
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